10/5 10/6 4回東京・4回京都・3回新潟1日2日目

開幕ダッシュを確定させた勝負鞍 ~土曜東京11R・「ペルセウスステークス」~

凱旋門賞は武豊の乗り方が興味深かった。戦前、佐々木晶三師は「後方から行って届かなければそれはしょうがない」とコメントしていたが、負けず嫌いの豊としてはそれでは嫌だろう。もう一頭の日本馬オルフェーヴルにも絶対に負けたくないはずだ。テレビを見た人はお分かりだろうが、フォレスストレートでトレヴが上がって行ったのに合わせるように、キズナも上がって行った。それにより、オルフェーヴルは一時馬群に閉じ込められるような形になった。これは、豊が最初にホワイトマズルで乗った時に味わされたことをやったようなもの。あーいうふうに相手を締め込んで自分の馬を有利に運べるようにするのは、欧州競馬の常道だ。豊、さすがによくわかっているな、と思った。そこまでは良かったが、やはり少し仕掛けが早かったためか(あるいはまだ力不足だったためか)、最後一杯になってしまった。でも、これは勝ちに行ったものだから仕方ないだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京11R・3歳以上オープン「ペルセウスステークス」・ダート1400m。弊社が軸馬指名したのは3番人気となった12番ゴールスキーだった。

「元々、「マイルチャンピオンシップ」でタイム差なしの3着があるように能力は上位。右回りだと外に張り気味になるので、左回りに替わるのも歓迎。距離短縮も折り合いに課題があることを考えれば、プラスに作用しそう。力接近のメンバー構成だが、力でねじ伏せる」という見立て。

レースは予想通り2番人気のキズマがハナを切る。前半3Fは35秒2という緩い流れ。1番人気のガンジスも終始2~3番手を守りながらそのまま直線に入る。両馬の脚色は衰えることなかったが、それをしのぐ脚色だったのが中団で脚をためていたゴールスキー。中を割るようにグングン伸びてくると並ぶところなく2頭を交わしてしまった。前有利の流れを力でねじ伏せてしまったのだ。2着にはキズマがしぶとく粘り込む。ガンジスはクビ差の3着。この結果により「馬連5-12、1810円」の好配当的中。対抗上位2頭はもちろん有力先行馬の3着のガンジスと2着のキズマ。前有利の展開でもゴールスキーならば差し切れると読切った完璧な的中劇だった。

他にも週イチ押しの勝負鞍と断じて提供に踏み切った土曜日新潟6R「3歳500万下」では2番人気モントリヒトを鉄板の軸馬指名し、馬連2350円を難なくゲット。土曜日を好結果で折り返しただけに日曜に1本的中が欲しかったところではあるが、欲を言えばきりがない。開幕初週で好配当的中を2本もお届けできたことは一定の評価をいただけるはずだ。

いわゆる『G1ラッシュ』となる秋競馬の佳境は今週末の「秋華賞」からスタートする。ひと足早く前開催から「好配当的中ラッシュ」を迎えていたが、開催が替わり鎮静化に向かうどころか、火に油を注ぐような開幕週の快ショットの連続、そのあまりにも長く続く好調さに『驚きを通り越して呆れるほど』との有難いメールまで頂戴しているほど。大丈夫。いくら的中を重ねてもJRAが潰れることはない。今週末以降も阿修羅の如く獲って獲って獲りまくる所存。潤沢となった軍資金とともに、まずは今週末を楽しみにお待ちいただきたい。