9/19 9/20 9/21 4回中山・4回阪神3日4日5日目

ここから反転大攻勢が始まる ~月曜中山6R・3歳未勝利~

3日間開催となった秋2週目のメインは、阪神が秋華賞トライアル「ローズS」。中山は菊花賞トライアル「セントライト記念」だった。「ローズS」を制したのは夏の上がり馬タッチングスピーチ。「セントライト記念」の方は「ダービー」惨敗後のキタサンブラック。前者は7番人気、後者は6番人気と下馬評では伏兵扱いでの勝利。本当に強い馬が勝つことだけに徹するレースをすれば、こういう結果にはなかなかならないものだが、いずれも本番前のトライアルらしい一戦だったと言えよう。実際に勝っただけに、この前哨戦を制した2頭が本番でも有力候補であることは疑いようのないところ、ではある。ただし、牝馬の「秋華賞」は京都内回り2000m、牡馬の「菊花賞」はコース以上に距離3000m。条件も異なり春のG1上位組の巻き返しは必至で、いずれも上位で人気割れの一戦となりそうなだけに、馬券を抜きにしても本番は更に見応えのあるレースとなりそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは月曜中山6R「3歳未勝利」ダ1800m。弊社予想部が軸馬として期待したのは上位で人気拮抗のなか、最終的に2番人気に支持された11番レーヌドオリエントだった。

『芝→ダートへ戻した前走は先行有利の新潟コースで後手を踏みながら、先行した今回出走のアモーレエテルノ、エフティベスあたりと差のない競馬。使いつつ確実に上昇を示しており、上積みを加味すれば同馬が上位の評価。見るからにパワータイプだし、良馬場でできるのも追い風。終いは確実なだけに早め押し上げから勝ち負けに期待したい』という見立て。

レースは外から6番クールオボロが絶好のスタートからハナを切り、これを見る形で7番レインボーシャワー、8番アモーレエテルノ、9番クインズアベンチャが大方の予想通りの先行策。軸馬11番レーヌドオリエントは気合いを付けながら好位後方の5番手で先行集団を見る位置取り。向正面に入ってペースが一気に落ちるが、前半の先行争いの影響もあってか、1000m通過は1分3秒2のミドルペース。隊列そのままでレースが動き出した3コーナー手前、番手に付けていた7番レインボーシャワーが早めに動き出して先頭へ。この動きに合わせて後続各馬も徐々にペースアップし、軸馬11番レーヌドオリエントも遅れぬように手綱をしごいて外からマクリ気味に追撃態勢。4コーナーで先頭集団が密集し、4頭横並びで直線へ。一旦は7番レインボーシャワーが早めに抜け出したが、8番アモーレエテルノ、11番レーヌドオリエントの2頭が徐々に差を詰めにかかり、更に大外からは13番ジョンブドールが一気に追い込んでくる。坂上で8番アモーレエテルノが脱落し、しぶとく粘る7番レインボーシャワーに11番レーヌドオリエント、13番ジョンブドールの2頭がグイグイ詰め寄って3頭での追い比べに。最後は大外から一気の伸び脚を見せた13番ジョンブドールが1着、2着に軸馬11番レーヌドオリエントでの決着。3着に7番レインボーシャワーが入線。3着までがハナ・クビ差の大接戦だった。この結果により「馬連11-13、3680円」の的中。大本線での的中とはならなかったが、弊社らく未勝利戦での勝負、かつ力拮抗の一戦できっちり結果を出せたのは、流れを変える、今週以降に繋がる的中だったと言えよう。

変則3日間開催となった先週末。これまで同様、非常に難解なレースが多かったが、そんな中でも土曜中山8R、土曜阪神10Rと立て続けに的中をお届けて連勝スタート。いずれも地味目な配当ではあったが、『当たり癖をつける』という意味では貴重な連続的中。ただし、週全体を通じてみれば、レース選定などは本調子とは言えず、まだまだ調整が必要とされる。それでもかつてない不調を脱し、ようやく光明が差してきた感じ。今週末以降の完全復調に期待したい。いずれにせよ、一本でも多くの的中をお届けすることが先の好配当的中に繋がることは言うまでもない。反転大攻勢に打って出る今週末以降の弊社に多大なるご期待をお寄せいただきたい。