2/6 2/7 1回東京・2回京都3日4日目

次に繋げる的中鞍 ~土曜東京7R・3歳500万下~

同じマイル戦でも中山と東京ではまるで違うと言われるが、こんな結果もあるのだろうか。「東京新聞杯」の1着スマートレイアー、2着エキストラエンド、3着マイネルアウラートという上位入線馬は、4コーナー通過が1・3・2番手の3頭。中山マイルであれば読める前残りの流れ。とはいえ、そこは差し・追い込みが利く東京コース。当然、乗っている騎手もペースがわかっていながらこういう結果になるのが不思議。レースレベル的に言えば「オープン特別もG3も同レベルだった」ということか。競走中止となったダッシングブレイズはともかく、ダノンプラチナ・トーセンスターダム・グランシルクあたりが不甲斐なさすぎた。それは紛れもない事実だが、今の日本のマイル路線のレベルの低さを改めて思い知らされる結果といえよう。かなりの物足りなさは隠しようもないが、馬券はこんな時こそ面白い。その意味で今後も注目していきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京7R「3歳500万下」芝2400m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された8番レーヴァテインだった。

『平場の500万条件にしてはなかなかの好素材が揃った一戦。ひと筋縄では行かないだろうが、この組み合わせでも素質は一枚上と判断しているレーヴァテインを軸馬に推す。デビュー戦となった前走は新馬戦にしては出入りの激しい展開。並みの馬なら凡走しても不思議ないところだが全く動じず、直線は仕掛けただけでノーステッキで突き抜ける瞬発力。時計はともかく、上がりの速さは特筆モノ。母系は「青葉賞」2勝&「ダービー」出走は4頭の産駒を輩出しており、今回の東京2400mはベストの可能性が高い血統背景も魅力。キャリアの浅ささえ出さなければまず勝ち負けになるとみた』という見立て。

スタートを決めた4番ミッテルレギがスッとハナに立ち、7番ジョルジュサンクが番手。その後ろに3番シゲルナガイワシ、10番イルフォーコン、さらに6番リッチーリッチーが横並びで好位をキープ。3Fから37.3-50.2と若駒の中距離らしくユッタリとした流れ。軸馬8番レーヴァテインは出たなりから3人気1番ヴァンキッシュランを見る形で中団で流れに乗る位置取り。2番人気11番シュペルミエールは後方2番手の内ラチ沿いを追走。ほとんど馬順変わらず淡々とした流れで馬群一団のまま4コーナーから直線へ。ハナを切った4番ミッテルレギが早々に脱落し、先頭に立った7番ジョルジュサンクを目標に後続各馬が殺到。軸馬8番レーヴァテインも馬群の一番外から追い出しを開始。早め先頭から押し切りを図る7番ジョルジュサンクに内から6番リッチーリッチーが迫り、外から1番ヴァンキッシュランと軸馬8番レーヴァテインが脚を伸ばす。直線半ばではこの4頭が勝負圏内に。ラスト1ハロンを過ぎたところで脚色は完全に外の2頭が優勢。ゴールまで1番ヴァンキッシュランと軸馬8番レーヴァテインの追い比べとなったが、アタマ差で1番ヴァンキッシュランが1着でゴール。2着に軸馬8番レーヴァテインとなったが、審議となり最終的には1番ヴァンキッシュランが直線でよれてレーヴァテインの進路妨害となり、2着に降着という裁定。3着シュペルミエール、4着リッチーリッチーの順。この結果により「馬連1-8、620円」の的中。頭数的に一見獲りやすいように見えて好メンバーが揃った一戦を冷静に分析。適格な軸馬、そして対抗馬選択に徹した予想部。確かに配当こそ物足りないものの、その点では意味のある的中であり、次に繋がる的中だったと言えよう。

他にも日曜京都9R「河原町S」など土日を通じて的中をお届けした弊社予想部。開幕週同様、あと一歩足りない面はあるものの、レース選定&軸馬選定にしても歯車が噛み合えばすぐに全勝をお届けできる流れは十分。開幕週より先週、先週より今週と右肩上がりに調子を上げる傾向にあるだけに、今開催最終週の大一番『フェブラリーS』に向けて良い流れが来ていることは確実。引き続き今週末の弊社予想に多大なるご期待をお寄せいただきたい。