10/6 10/7 10/8 4回東京・4回京都1日2日3日目

「G1クライマックス」開幕 ~日曜京都8R・3歳上500万下〜

今週末から3週連続で行われるG1戦。例年であれば、その後1週挟んで年末まで8週連続のG1戦となるが、今年は「1週挟んで」の週に『JBC3競走』が京都で予定されているため、実質今週から毎週末G1が施行される、まさに秋の『G1クライマックス』がいよいよ幕を開ける。その一番手となる今週末の「秋華賞」。断然の主役を張るのはもちろん、「桜花賞」「オークス」を圧倒的な強さで制したアーモンドアイ。「オークス」からの直行となるが久々は不問だし、1986年メジロラモーヌ、2003年スティルインラブ、2010年アパパネ、2012年ジェンティルドンナに続く史上5頭目の三冠馬誕生の可能性が高い。「桜花賞」2着「オークス」3着のラッキーライラックが当然の2番手評価。ただし同馬では、逆転の可能性は限りなくゼロに近い。とはいえ、今年はアーモンドアイ・ラッキーライラックと初対戦で勝負になりうる新勢力の台頭も皆無。終わってみればいつものワンツー決着かも。無論、レース巧者でトライアラル「ローズS」勝ちのカンタービレ。同レース2着で破壊力抜群の追撃力を誇るサラキア。距離どうかも古馬相手に重賞を勝ち切ってみせたプリモシーン。3連勝で駒を進めてきた好素材のミッキーチャームあたりの2着食い込みは考えておきたい。この「秋華賞」も弊社は勝負鞍候補として視野に入れている。楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都8R「3歳上500万下」ダ1800m。上位拮抗で大混戦のなか弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に7番人気に支持された11番ビップデヴィットだった。

『休み明けの前走は逃げ・先行馬に有利な展開ながら後方から5着に追い込み、能力の高さを存分に示したビップデヴィットが軸馬。休養前はレースに行ってのイレ込みが激しく、レース発走前に馬が消耗していたように能力の半分も発揮していない敗戦ばかり。途中から捲る競馬で最後まで脚色鈍らず後続を突き放した未勝利勝ちの内容からも500万で通用する下地があることは明らか。輸送競馬でも以前ほどイレ込まなかったのは収穫だったし、少なくとも休養前よりは気性面の良化が窺えただけに、秘める能力から今回は前走以上に走れる公算大。未勝利勝ちの舞台で2勝目に期待したい』という見立て。

積極的にハナを切ったのは10番バックドアルート。1番ジューンアンカー、6番スワーヴアラミスと続き、以下一団で追走となり、1000m通過61秒9のミドルペース。可もなく不可もない緩みのない淡々とした流れ。軸馬11番ビップデヴィットは発馬が決まり、予想より前目の中団7番手の外目を追走。3コーナー手前から徐々にピッチが上がり、一気に前との差も詰まり馬群が凝縮。軸馬11番ビップデヴィットもこの流れに合わせてじんわり進出を開始し、4コーナーでは好位2番手で直線に入る。好位から早め先頭で抜け出した6番スワーヴアラミスが後続との差を広げにかかるが、これに負けじと軸馬11番ビップデヴィットもしぶとく脚を伸ばす。直線半ばではこの2頭で決まるかの勢いだったが、唯一、3番ジョースターライトが後方からグイグイ脚を伸ばしてくる。直線に入ってもしぶとく粘りに粘った軸馬11番ビップデヴィットだが、やはり勝ちに行く競馬をしたため動き出しが早すぎた。最後は追う者の強み、3番ジョースターライトが軸馬11番ビップデヴィットをあっさり抜き去って2着でゴール。それでも軸馬11番ビップデヴィットは後続に6馬身差を付けて3着を死守。1着6番スワーヴアラミス、2着3番ジョースターライト、3着11番ビップデヴィットの順で入線。この結果により、「ワイド6-11、630円&ワイド3-11、670円」のダブル的中。軸馬3着のため、残念ながら馬連的中とはいかなかったが、出走馬の力関係を把握している弊社だからこそ7番人気でも自信の軸馬に抜擢したわけだし、ワイドとはいえ、きっちりダブル的中をお届けできたのだから一定の評価はいただけるものと自負している。

3日間開催となった先週末は連日に渡り的中をお届け。爆発力という点で物足りなさはあるものの、他にも日曜東京11R「毎日王冠」を筆頭に、勝負鞍においても土曜京都6R「3歳上500万下」土曜東京6R「3歳上500万下」月曜京都12R「3歳上500万下」などで的中をお届けし、全体的に見れば相変わらずの安定感。取りこぼしもあっただけにまだまだ微調整が必要ではあるが、随所にその予想精度の高さを示し、大筋で言えばアスコット予想陣に翳りはなし。秋競馬の佳境となるこれからの数週間、大船に乗ったつもりでお過ごしいただきたい。まずは今週末にご期待いただきたい。