8/10 8/11 2回新潟・2回小倉・1回札幌5日6日目

貴重な勝負鞍での的中劇 ~日曜小倉8R・3歳以上1勝クラス~

1分32秒1というまずまずの高速決着となった先週末の「関屋記念」。スローの3番手から33秒2で上がったソーグリッタリングと、好位6番手から32秒9をマークしたミエノサクシードの叩き合いを、後方15番手から直線だけで一気に突き抜けてみせたミッキーグローリーに軍配が上がった。前走で5着したG1「マイルCS」同様の戦法を選択した鞍上の好判断が功を奏した結果となった。2着ミエノサクシードは6番人気と相変わらずの評価にとどまっていたが、地力強化が顕著で充実一途。勝ち味には遅いがもう高速馬場にも不安はなく、このまま順調に行ければどこかで重賞制覇のチャンスもあるだろう。アタマ差3着惜敗のソーグリッタリング、さらにそこからクビ差4着のディメンシオンまでは今後も目が離せない。それにしても今年の新潟、例年よりはるかに馬場の傷みが遅れている。今週末以降もインを通れる好位勢には十分注意が必要だ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉8R「3歳以上1勝クラス」ダ1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された7番ウラノメトリアだった。

『短期放牧明けもリフレッシュされたことで一連の好状態をキープしているウラノメトリアが軸馬。昇級となった前走はレコード決着の超高速馬場で逃げ馬が押し切る流れを徐々にポジションを上げ、上がり最速で勝ち馬に3/4差まで詰め寄る負けて強しの内容。完全にクラス突破にメドが立ったし、まだダート2戦のみで1、2着と底を見せていないのも大きな魅力。リフレッシュ効果か、とにかく今回は雰囲気がいいし、鞍上の連続騎乗もプラス材料。前走比較で相手が一枚落ちのここは力の違いを見せてくれるはずだ』という見立て。

10番ヴィジャランスが外から好スタートを決めてハナを主張。2番手に3番ロイヤルパールス、8番シャイニーロックが横並びでつけ、4番ネクストステップ、9番アールジオールも差がなく続き好位集団を形成。1番ファステンバーグ、2番セヴィルロアー、そして軸馬7番ウラノメトリアは中団追走。澱みのないミドルペースで流れ、軸馬7番ウラノメトリアは終始促しつつの追走ではあったが、型通り3コーナーすぎから徐々に前との差を詰め進出開始。4コーナーではポッカリあいた内を突き、完全に前を射程圏に入れる必勝パターン。直線に入り追い出されると瞬時に反応。脚色の差は歴然で前で粘り込を図る馬たちを難なく抜き去り、勢いそのままに1馬身1/4差の完勝。焦点は2着争いに移った。内で懸命に粘る3番ロイヤルパールスと8番シャイニーロック。それを2番セヴィルロアーが追い、更にゴール寸前、1番ファステンバーグも脚を伸ばしてくる。結果はクビ差で1番ファステンバーグ→8番シャイニーロック→2番セヴィルロアーの順。この結果により、「馬連1-7、1,320円」の的中。軸馬完勝→4着まで対抗馬による2着争いという安心安全の結果となり、精度の高さを実証する的中鞍となった。

しかしながら肝心の予想部による勝負鞍に関しては今回斬った日曜小倉8Rのひと鞍のみという不本意な結果を招いてしまった。先週の結果に関しては本当に申し訳ありませんでした。結果論ではなく、軸馬選定に関してはもう一歩踏み込んだ予想が要求されるし、明らかに地力下位でノーマーク馬の、一度限りの激走がよりによって弊社勝負鞍においておきたあたり、明らかに流れがなかった週でもあった。言いたいことは山ほどある。しかし、ここはあえて沈黙を守り、今週末の猛反撃を誓うのみ。大いなるご期待をお持ちのうえ、今週末をお待ちいただきたい。

夏の新潟・小倉・札幌開催も折り返しとなり、今週末から後半開催のスタート。いよいよここからが正念場。秋の大収穫祭へ向け、ここで軍資金調達を計る所存。会員の皆さまには絶大なるご期待をお寄せいただきたい。