8/17 8/18 2回新潟・2回小倉7日8日目・2回札幌1日2日目

完璧な好配当トリプル的中劇 ~日曜小倉9R・天草特別~

夏場ローカル唯一のG2「札幌記念」は、4歳馬ブラストワンピースが地力勝負に持ち込んで最後はねじ伏せるように勝利。強力メンバーを相手になで斬りの、着差以上の快勝となった。このブラストワンピース、今年は出るレース出るレース全てツキがなく不完全燃焼続き。溜まりに溜まった鬱憤を吐き出すかのようなレース振り。展開や流れ、あるいは道中の捌きなどに大きく左右されるタイプではあるが、能力全開ならやはり現役古馬の中ではトップクラス。年齢的にも今後更なる飛躍が期待できる。1番人気に推されたフィエールマンはクビ+1馬身差の3着まで。とはいえ、コーナー4つの2000mは若干忙しい印象もあっただけに評価を下げる必要は一切なし。前が粘る展開を4コーナー9番手から差してくるのだから陣営も納得のいく敗戦だろう。着順はともかく、ブラストワンピースとフィエールマンは次走予定している「凱旋門賞」に向けて上々のレース振りだったことは間違いない。その2頭に割って入った2着サングレーザーは良くも悪くも一線級相手だと、あとひと押し足りない馬。今秋のG1でも活躍が期待できるが、タイトル獲得にはプラスアルファの「何か」が要求されそうだ。4着ワグネリアンは順調さを欠きながらもダービー馬の貫禄を示した敗戦。落鉄の影響がなければもっと際どい競馬に持ち込めていたはず。この「札幌記念」、言うまでもなく弊社は苦もなく的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは小倉9R「天草特別」ダ1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは大混戦のなか、最終的に3番人気に支持された8番タガノファジョーロだった。

『休養を挟んで今季3戦2勝3着1回と充実振りが顕著なタガノファジョーロが軸馬。未勝利は好位から鋭く抜け出して快勝し、昇級の前走では小回りでは絶望的な位置取りの11番手から、直線だけで一気に前を捕らえる豪快な勝ちっぷりと、末脚の破壊力に磨きがかかり、脚質に幅が出てきたことは大きな収穫。その前走は展開が向いたこともあるが、ここも前走同様、逃げ・先行タイプに加えて途中から捲って行きそうな馬もいるだけに、再度この馬向きの上がりを要する展開になる公算大。昇級も今の勢いなら3連勝も十分可能だろう』という見立て。

最内枠から1番グレースゼットが積極的にハナを主張。2番手に11番ゴールドラグーンがつけ、4番イナズママンボ、15番アスターストーリー、13番レディバード、9番キコクイーンあたりまで差がなく追走し先行集団を形成。互角のスタートを切った軸馬8番タガノファジョーロは行きたい馬に行かせて中団でジックリと脚をタメる作戦。1000m通過60秒7の澱みのないミドルペース。型通り3コーナー手前からグンとペースアップし、前との差が開かないように軸馬8番タガノファジョーロも追い出しを開始。直線に入り、逃げ・先行各馬がジリジリと脱落するなか、唯一、番手から抜け出した11番ゴールドラグーンが早め先頭に躍り出て後続を突き放す。これを目がけて4コーナーでは6番手まで押し上げていた7番ゲンパチルシファーがグイグイ脚を伸ばし、同様に4コーナー8番手だった軸馬8番タガノファジョーロも、直線外に持ち出すと前との差を一完歩ずつ詰めて一気に急追。最後は3頭横並びのままゴール版を駆け抜けて写真判定に。結果はハナ・クビの差で軸馬8番タガノファジョーロ→ゲンパチルシファー→ゴールドラグーンの順。ハッキリ言って弊社と弊社の会員の皆さまにとっては「相手はどちらでもいい」状態の、余裕の2着争いなのだが、結果は「馬連7-8、3,230円&ワイド7-8、1,020円&ワイド8-11、1,220円」のトリプル的中。軸馬1着→2、3着が対抗馬によるハナずらを併せた2着争いという手に汗握る結果となり、精度の高さを実証する的中鞍となった。

他にも重賞はもちろんのこと、土曜小倉11Rや日曜新潟10Rなど、終わってみれば勝負鞍における的中率75%を達成。勢いを増して夏のローカル開催残り2週を迎えることとなった。

大局的に見て確実に流れはきている。今週末の特別戦登録状況を俯瞰しても勝負鞍候補は少なくない。後は結果を出していくだけ。会員の皆さまには、引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。