5/23 5/24 2回東京・3回京都9日10日目・1回新潟5日6日目

イチオシ鞍での的中劇 ~日曜東京6R・3歳1勝クラス〜

今週末、いよいよ競馬の祭典「日本ダービー」が行われる。現段階で登録馬23頭中、関西馬14頭、関東馬9頭。例年通り関東馬は少ないが、今年は皐月賞2着馬サリオスがいるのが関東の競馬ファンの心を熱くさせている。騎乗するレーン騎手は昨年に続き2度目の挑戦。昨年は断然人気に支持されたサートゥルナーリアに騎乗し、直線伸びを欠いてまさかの4着。ただ、テン乗りだった昨年とは異なり今年は前走からの連続騎乗。今年もチャンス十分の馬が回ってきただけに、本人も勝ちを意識した騎乗となりそうだ。そのレーン騎手騎乗のサリオスを着差以上の強さで負かしたコントレル。先週の牝馬クラシック第2戦「オークス」で無敗の2冠馬が誕生したように、今週も同様に無敗の2冠馬誕生も現実的な話。騎乗する福永騎手はすでにダービージョッキーの称号を得ているだけに、力みの抜けた自然体での騎乗でアッサリ2度目のダービー制覇の可能性も十分。いずれにしろ、今年のダービーは前記2頭がアタマひとつ抜けた支持を集めそうだが、果たしてどうなるか。馬券抜きにしても注目の一戦だ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京6R「3歳1勝クラス」芝1600m。このレース、軸馬として期待したのは、断然の1番人気に支持された7番サクラトゥジュールだった。

『本日イチオシの勝負鞍。1勝クラスでは素質断然のサクラトゥジュールが軸馬。今回の東京1600mダートは2走して1・2着。昇級後、2、3、2、2着ともどかしいレースが続いているものの、勝ち馬はその後、重賞で好走している馬がズラリ。前走にしても相手が走り過ぎただけで、後続には3馬身差。デキは変わりなく高値で安定しており仕上がりに不安はなく、鞍上も2度目の今回はキッチリ勝ち切ってくれるだろう』という見立て。

レースは抜群のスタートを決めた5番ラキャラントシスがハナを切るも、外から10番アルファウェーブが押して先手を主張。34.3-45.5-57.0~上がり46.2-34.7というミドルペース。軸馬7番サクラトゥジュールは目算通り、発馬を決めて先行すると、周りの出方を伺いながら馬任せに好位2番手まで上がっての追走。3コーナー過ぎから馬なりのまま徐々に前との差を詰めていくサクラトゥジュール。直線入り口では早くも先頭に並びかけて先頭に躍り出ると、そこからようやく追い出しを開始し、あとは追いまくるのみ。直線半ばの段階で後続に4馬身ほどのアドバンテージを取り、坂を上り切った後もセーフティーリードは変わらず、最後は流す余裕を見せて1着でゴール。2着には好位4番手で早めに軸馬を追いかけた3番チアチアクラシカが入線。3着に5番ラキャラントシス。2番人気に支持された1番フェルミスフィアだが差し脚伸ばすも4着までが精一杯。この結果により、「馬連3-7、570円」の的中。地味な配当ではあったが、イチオシ鞍と断じての勝負だっただけに一定の評価をいただけるモノと自負している。

前週の固め打ちを受けて、期待十分で迎えた開催5週目となった先週末。残念ながら勝負鞍においての的中は今回斬ったイチオシ鞍の東京6Rのひと鞍のみという結果。馬券を購入する以上、単なる的中ということだけでなく、的中時の配当を考慮したレース選定が要求されるだけに、先週のような結果が起こり得るのも想定内ではあるが、特に先週はレース選定はともかく、軸馬選定に甘さがあったのは否めない。結果論ではなく、開催最終週を迎えるにあたり、気を引き締める意味でも今回は敢えて予想部に苦言を呈しておく。

何はともあれ、春競馬の佳境中の佳境を迎える今週末。大注目の「日本ダービー」を筆頭に、勝負鞍においても結果が求められるだけに、反転攻勢のアツい勝負に是非ご期待をお寄せいただきたい。