6/13 6/14 3回東京・3回阪神3日4日目・1回函館1日2日目

週を締めくくるイチオシ勝負鞍 ~日曜函館10R・木古内特別〜

例年波乱傾向にある牝馬限定のハンデ重賞とはいえ、格上挑戦のエアジーンが1番人気。このことひとつとってみても混戦ムードに拍車がかかった「マーメイドS」。押し出される形でG1「エリザベス女王杯」4着の実績があるセンテリュオや極悪馬場だった2走前の「中山牝馬S」2着の実績を評価されてリュヌルージュといったあたりが人気となったが、勝ったのは格上挑戦で50キロの軽ハンデだった7番人気のサマーセントだった。デキの良さを活かせたこともあるが、馬場不問で操縦性が高く、そのうえハンデ50キロだったことが最大の勝因。内から差してきた2番人気センテリュオの2着は一応の力を示した格好だが、この一事で「古馬牝馬勢のレベル云々」や「秋の大一番エリザベス女王杯に向けて」という話は時期尚早。毎年、この時期以降の重賞は世代レベルに関係ないもの。レベル比較は秋以降の話。

それでは本題へ。今週斬るのはイチオシ鞍と断じて提供に踏み切った日曜函館10R「木古内特別」ダ1700m。このレース、軸馬として期待したのは、最終的に抜けた1番人気に支持された8番リョウガだった。

『本日イチオシの勝負鞍。ダート替わりで一変の走りが期待できる伸びしろ十分の3歳馬リョウが軸馬。前走14着惨敗の同馬だが、久々+昇級に加えて初芝。陣営も早いタイミングで一度芝を試したかったのだろうが、やはり現状は未勝利圧勝のダートがベスト。前走惨敗は度外視していいだろう。休養前の未勝利勝ちが非常に強い内容だったし、勝ち時計も優に古馬1勝レベル。頭数の割に古馬&3歳馬いずれも逃げ・先行タイプが揃った組み合わせ。これなら好位後方で前を見ながら脚を溜められる同馬に展開利がありそうなこともプラス材料。ダートに戻す今回はまず好勝負必至だろう』という見立て。

レースは、大方の予想通り、9番エヴァキュアンが出ムチを入れつつハナを主張。さらに外から10番チェルシーライオン、11番ニシノトランザムの2頭も外枠から積極的に出して行って差のない好位2、3番手を追走。その後に1番シンライが続き、軸馬8番リョウガは互角の発馬を決めるが1コーナーで外に大きくヨレる若さを見せつつ立て直し、外からじんわりポジションを押し上げて好位5、6番手で向正面へ。全馬ほぼ一団のまま1000m通過62秒4のミドルペース。3コーナーから一気にペースアップし、逃げ・先行各馬も早めに追い出しを開始。軸馬8番リョウガもこのタイミングで外から捲り気味に進出して4コーナーでは外に大きく膨れながらも好位3番手まで押し上げて直線へ。前を行く9番エヴァキュアンと10番チェルシーライオンが見た目の手応え以上にしぶとく粘るところに、軸馬8番リョウガが外から一頭だけ違う脚色で楽に交わし去り、そのまま1着でゴール。焦点は2着争いに。9番エヴァキュアンが10番チェルシーライオンを競り落とし、2着安泰と思われたところに4番クールインパクトが内から急追。熾烈な2着争いとなったが最後は9番エヴァキュアンがなんとかアタマ差凌いで2着を死守。3着4番クールインパクトの順で入線。この結果により、「馬連8-9、980円」の的中。地味目な配当ではあるが、イチオシ鞍と断じた勝負で対抗1点目の大本線的中ならこの配当も納得のところ。週ラストの勝負鞍をキッチリ的中で締めくくった次第。

先週末は土日を通じてキッチリと的中をお届けした弊社予想部。勝負鞍においては土曜阪神12R「3歳以上2勝クラス」での「3連複3-7-11、1,310円」の的中を皮切りに、日曜一発目の勝負鞍となった日曜東京7R「3歳以上1勝クラス」でも「馬連5-6、530円」の大本線的中を手堅くお届け。さらにダメ押しで今回斬った日曜函館10Rの的中で締めくくりと上々の首尾で開催2週目を乗り切って見せた。

本年度の春の中央開催も2週を残すのみ。当面の注目は次週のG1「宝塚記念」となるが、実際のお楽しみはその後。7月に入れば、いよいよ例年好配当連打で高回収率を計上している、あの夏のローカル開催がやってくる。その前に潤沢な軍資金確保を目論んでいるだけに、まずは今週の提供を楽しみにお待ちいただきたい。これはあくまでも常套句。今回に限っては、夏のローカルの開幕を我々も楽しみに待っている。これが本音。馬券の宝庫となるこの時期は様々な面で期待は高まるばかり。何はともあれ、多大なるご期待をお寄せいただきたい。