6/6 6/7 3回東京・3回阪神1日2日目

随所に精度の高さを示した的中劇 ~日曜阪神7R・3歳以上1勝クラス〜

グランアレグリア3番人気1着、アーモンドアイ1番人気2着、ノームコア7番人気4着。「安田記念」に参戦した牝馬3頭の結果がこれ。いずれもG1で実績を残してきた実力馬。グランアレグリアとノームコアは人気以上に強い競馬をしており、アーモンドアイは評価が下がる着順ではないにせよ、今回に関しては完全に力負け。ただ、牡馬と牝馬の単純比較だけで言えば、根の強さが要求される過酷な牡馬混合の東京マイルG1で、出走した牝馬3頭が全て上位入線するのだから恐れ入った。特に今回のような高速決着になると、何よりも要求されるのが底力。「展開の利」などは有り得ない世界。すでに実績十分なアーモンドアイはもとより、グランアレグリアやノームコアも、偉大な名牝として歴史に名を残しているウオッカやダイワスカーレット、そしてジェンティルドンナやブエナビスタと比較しても遜色ない評価を与えるべき。良いモノを見せてもらった。今年の「安田記念は」そんな一戦だった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神7R「3歳以上1勝クラス」ダ1800m。このレース、軸馬として期待したのは、上位で人気割れのなか、最終的に3番人気に支持された13番ラブスピールだった。

『全馬一長一短で確たる中心馬不在の小粒な組み合わせ。この程度の相手で牝馬限定戦ならラブスピールで勝負になる。これが軸馬。好走に注文が付く馬だが、2走前に2着したように自身の力を出せれば1勝クラスはどうにかなっていい脚力の持ち主。戦績だけみれば一見ムラのある印象を受けるが、未勝利勝ち以降、2走前の牝馬限定戦を除けばいずれも素質馬揃いの強力牡馬相手。しかも前走はオープンへの格上挑戦なのだから情状酌量の余地はある。馬群で揉まれたり、砂を被ったりすると全く味のない馬なだけに、外目をスムーズに追走できるこの大外枠はプラス材料。デキ落ちもなく状態は高値で安定しているだけに、自己条件の牝馬限定戦となる今回は一変の走りに期待したい』という見立て。

レースは好発を決めた4番マリアスパンが積極策の逃げ。人気の2番ドゥラモットが2番手をガッチリキープし、以下、6番ビオレイメル、8番セブンティサン、5番ファムファタル、10番アルディフルールとこのあたりまでで先行集団を形成。隊列はすぐに落ち着いて平均的なラップとなり、軸馬13番ラブスピールは好発を決めるも無理に先行することなく、馬のリズムを重視して例によって後方からレースを進める。逃げた4番マリアスパンが3コーナーで早くも手応えが怪しくなり、替わって2番ドゥラモットが先頭に躍り出る。この動きに乗じて後続各馬も追い出しを開始し、外から徐々にポジションを押し上げていた軸馬13番ラブスピールが4コーナーでは先頭の2番ドゥラモットに並びかける勢いで迫り、2頭横並びで直線へ。2番ドゥラモットが二の脚で一旦は引き離すも、軸馬13番ラブスピールもこれに追いすがり、さらに軸馬同様、後方から捲り気味に上がってきていた12番メモリーコバルトが一頭だけ違う脚色で外から猛追。前を行く2頭に並びかけることなくアッサリ突き抜けるとそのまま1着でゴール。何とか2番手で粘る2番ドゥラモットは坂上から脚色が鈍り、ばてることなくジリジリと脚を伸ばした軸馬13番ラブスピールがクビ差交わして2着。1番人気の2番ドゥラモットは3着まで。この結果により、「馬連12-13、1,030円&ワイド12-13、410円&ワイド2-13、510円」のトリプル的中。4番人気→3番人気の決着でこの馬連配当は少々物足りないが、上位拮抗の一戦だっただけに『~無理に捻る必要はなく、シンプルに「ワイド&馬連」でダブル以上の的中を狙う方がベスト』としたことがトリプル配当的中に結びついた。

他にも注目のG1「安田記念」はもちろんのこと、勝負鞍においても土曜東京11R「スレイプニルS」での「馬連6-8、460円&3連複6-8-10、450円」のダブル的中を手堅くお届けし、週を締めくくるラストの勝負鞍となった日曜東京12R「小金井特別」では6番人気アイアムピッカピカを軸馬に抜擢。クビ差で馬連万馬券的中こそ逃したものの、「ワイド7-14、3,670円&ワイド8-14、1,760円」のダブル的中をゲットするなど、ブレーキのかかった前週から反転攻勢、随所に精度の高さを示して勝負鞍における的中率75%を計上。開催替わりをまずは順調に滑り出した。冒頭の「安田記念」を手堅く仕留めた重賞予想の方も相変わらず快調。シーズン末期から夏のローカルを見据え、弊社アスコットシステムズには一点の不安すら見当たらない。今週末以降も絶大なるご期待をお寄せいただきたい。