1/29 1/30 1回東京1日2日 ・1回中京9日10日・1回小倉5日6日目分

安定的中で開幕週を終える ~日曜東京8R・4歳上2勝クラス~

G1「フェブラリーステークス」前哨戦の「根岸ステークス」。高齢になっても能力の減衰が少ないダート界とは言え、今年は4歳馬が不在と新興勢力の参戦ナシと寂しい顔ぶれ。それでも終わってみれば勝ったテイエムサウスダンを含め、掲示板は5,6歳馬で占める結果となった。これはこれである意味、世代交代の一戦だったとも思えた次第。さて、勝ったテイエムサウスダンだが、地方では無類の強さを誇る馬だが、如何せん中央実績(昨年の同レース13着)など全く見せ場すらない状況が続いていた馬。今回はプラス10キロと過去最高体重での出走だったが、むしろ体質面が強化され、また鮮やかな勝ちっぷりからも相当に力を付けていることは間違いない。昨年の「フェブラリーステークス」では落鉄もあり、力を出せずに終わっているだけに、万全の状態で挑める今年は主役を張れる1頭と言っても過言ではないだろう。1番人気のソリストサンダーはよもやの9着惨敗。道中も勝ち馬の後ろで流れに乗れていたが、直線で本来の鋭く伸る脚は見られなかった。久々の速い流れに戸惑ったとしか考えられないが、負け過ぎの印象。現状、適性距離の本番でどこまで巻き返せるか注目したい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京8R「4歳上2勝クラス」ダ1400m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された6番レモンポップだった。

『脚部不安から1年をかけて復帰し、2戦連続2着と地力最上位のレモンポップを狙う。2戦を振り返ると前々走は後ろから差されて、前走は前を捕えきれずと内容の違う形での敗戦。ただ、前々走は長期明け、前走は勝ち馬が強過ぎたと言い訳できるし、いずれのレースも3着にはハッキリした差を付けているのだから能力の高さは疑いようもない。ここまで順調に使えていることが何よりだし、中間の気配も良好。また、かつて2連勝の東京コース、乗り替わりもベストの鞍上と条件に不足はない。相手探しの一戦と見る。』という見立て。

レースはややバラッとしたスタート。軸馬6番レモンポップは躓き加減で一瞬ヒヤッとしたが上手く立て直し先行する構え。スタートを上手く出た7番コモレビキラリ、内5番のモリトユウブが先行するがダッシュを利かせて7番コモレビキラリが主張しハナへ。一旦引いた5番モリトユウブ、その2頭を見る形で外から12番ノーリス。直後、スタートから立て直した軸馬6番レモンポップがこの2頭を交わして2番手好位まで進出。以下馬群はやや凝縮して9番サトノムスタング、10番エターナリー、その後ろにミツカネプリンスと中団を形成。人気の一角14番タイセイサムソンは後方13番手と言う隊列。
逃げたコモレビキラリが刻んだラップは600mが36秒7、1000mは61秒0と当日行われた3歳未勝利戦に匹敵するスローペース。流石に先行有利の流れとなるが、各馬とも大したアクションは無くそのまま4角で一団となり直線の攻防へ。逃げた7番コモレビキラリも手応えを残して先頭を行く中、終始この馬の後ろにいた6番レモンポップも落ち着いて交わすタイミングは計る余裕のレース振り。残り200m手前で満を持して追い出されると、その後は後続を突き放す一方的な競馬となり、ここで勝負アリ。後続を3馬身半も突き放す余裕の勝利となった。焦点は2着争いだが、粘る7番コモレビキラリに12番ノーリスが徐々に差を詰め、ゴール前で半馬身差交わしての2着確保。粘った7番コモレビキラリが3着。この結果により、「馬連6-12、470円」の的中。結果、2,3着馬はいずれも対抗指名していただけに見ていて安心の的中劇。配当面はやや物足りないが、大本線の的中と投資金の大半を指示しており、結果、納得のいく回収率を計上する1鞍となった。

他にも勝負鞍において日曜中京8R「4歳以上2勝クラス」の「馬連4-7、400円など、東京開幕週を4戦2勝と安定した的中をお届けした次第。無論、先週においては、配当面で物足りなさもあり、その点は今週以降の奮起に期待をするが「的中しなければ何も生まれないのも競馬」という事も弊社会員様ならご存じのはず。焦らずとも東京開催は始まったばかり。資金稼ぎの勝負鞍は順次提供していく所存。期待して今後の提供をお待ちいただきたい。