7/23 7/24 2回福島7日8日目・3回小倉7日8日目・1回札幌1日2日目分

ラストを締め、新潟開催へ ~日曜小倉11R・中京記念~

今週から始まる新潟開催。夏競馬本番を告げる開幕週で行われるのは唯一の直線1000m重賞「アイビスサマーダッシュ」。直線競馬=外枠有利がセオリーとなっており、同レースは極力トラックバイアスに差が出ないように開幕週に施行されている。とはいえ、過去10年で7枠・8枠が馬券に絡まなかったのはわずか1度きり。JRAの意図に反して、やはり定石通り外枠有利のレースである。また今年は注目を集める話題が豊富。女性騎手2名がエントリーしているが、実現すれば、JRA所属の女性騎手が重賞で対決するのはこれが初となる。そのひとりは、今年の7月3日小倉CBC賞で重賞初騎乗、初勝利をゲットし、今年すでに21勝でリーディング34位と波に乗っている今村聖菜騎手。かたや、今年はまだ4勝と一時のブレイクがウソのようにスランプ状態の藤田菜々子騎手である。どちらの騎乗予定馬も勝ち負けが期待できるほど有力とはいえないが、新潟の直線1000mなら何が起こるかわからない。果たして、新たな歴史を刻むレースとなるのか、非常に興味深いところだ。さらに、1年ぶりの復帰となるアヌラーダプラに香港の名手ホー騎手が参戦。その手綱捌は要注目だろう。このように、何かとキャッチーな今年の「アイビスサマーダッシュ」だが、弊社では同レースも勝負鞍候補として挙がっていることを記しておく。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉11R「中京記念」芝1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された15番ファルコニアだった。

『軸馬はオープン入り後も堅実な走りを続けるファルコニア。芝1800mがもっとも成績よく、スピード、機動力が大きな武器である。特筆すべきはこの中間の調整で、前走後は山元トレセンでの休養を挟み関谷記念で復帰の予定だった。しかし想定より回復が早く、川田騎手からの進言もあってこちらへ目標をチェンジ。1日に栗東に戻ると早くも3日・坂路で軽快な動きを披露。6日・坂路では序盤から出されて4ハロン51秒5と自己ベストに匹敵する走りを見せた。この時点でレースに出せそうなデキだったが1週前と今週も、終い重点で鋭進と絶好のコンディション。前走時も及第点の動きだったが鞍上に抵抗する素振りあったので、それと比べると、今回はメンタルの前向きさや迫力がグンと良化した印象である。いくらかの雨が降ってもこなせるベースがあるし、スピード馬場も歓迎。勝ち負けを狙える絶好機が到来した』という見立て。

まず、注目の先行争いは内から押して1番ベステンダンクが主張するが、近走の結果が示すように往年のスピードはなく、変わって外から14番ベレヌスがアッという間に先頭に躍り出る。やや張り合う面を見せた1番ベステンダンクは無理せず番手につけたものの外から3番コルテジアが交わして番手が入れ替わる序盤。テンから速い競馬となり隊列は2コーナーを向かえる前に縦長の展開。順列を整理すると3番手外に6番アーデントリー、5番カイザーミノル。およそ2馬身差で10番シャーレイポピー、人気の2番ミスニューヨークはこの直後。これに馬体を併せる軸馬15番ファルコニア、外に16番レインボーフラッグ。中団後方はやや固まり、内から4番ダブルシャープ、9番ワールドウインズ、8番モズナガレボシ。11番カテドラルは更に後方につけ、最後方は13番カデナという隊列。
逃げた14番ベレヌスの1000m通過は59秒9と理想通りのスロー。3コーナーにかけて外から軸馬15番ファルコニアも追い上げ、4コーナーでは各馬一斉に追い込み態勢だが、直線入り口で早々にスパートをかけた14番ベレヌスが2馬身ほどのリードをつけて粘り込みを図る。これを追う2番手は横一線で内から4番ダブルシャープ、6番アーデントリー、10番シャーレイポピー、15番ファルコニア。その中から唯一15番ファルコニアが抜け出し、直後に2番ミスニューヨーク、11番カテドラルが猛追。2番ミスニューヨークは最後の最後で前が詰まる形で止まったが、猛然と足を伸ばす11番カテドラルと15番ファルコニアが14番ベレヌスを追い上げ、1/2差まで詰めたところがゴール。勝ったのは、先行、内有利の馬場で序盤に脚を溜めつつ逃げに持ち込んだ15番ベレヌス。2着には猛追した11番カテドラルが入り、ハナ差3着に15番ファルコニアが入選。
この結果により、「3連複11-14-15、17,920円」の的中。福島・小倉開催を締めくくる最終提供で、これ以上ない結果をお届けした次第。

無論、的中はこれだけではなく日曜小倉4R「3歳未勝利」芝1200mにて「馬連3-12、400円」の的中土曜福島11R「安達太良S」ダ1150mにて「3連複1-4-5、2,260円」の的中など、ハデな的中以外でも取りこぼさず安定した結果をお届けしている次第。

これ以上ない形で締めくくった福島・小倉開催。そして今週から夏競馬本番ともいえる新潟開催が始まる。ことあるごとに『稼ぎどころの夏場ローカル開催』と公言している弊社だが、その言葉に偽りはなく、この先も稼ぎどころを具現化していく次第。もちろん、今週末の新潟開幕でもスタートダッシュを決める秘策は揃っている。会員様はこれまで以上の期待に胸を膨らませつつ今週末をお待ちいただきたい。