11/26 11/27 5回東京・5回阪神7日8日目分

高的中率のまま、いざ師走競馬へ ~土曜阪神8R・3歳上2勝クラス~

先週のジャパンカップ(G1)の結果を見てひと言いうのであれば、「あぁ、やっぱり」が適切ではないか。先週の当欄でも触れているが、「日本の高速馬場」の懸念が的中したからである。レースは戦前の予想通りユニコーンライオンが引っ張る展開だったが、同馬はパンサラッサのように後続を大きく引き離すタイプではなく、案の定、スローペースの直線勝負となった。これではスピード不足の海外勢が上位に来られる訳がない。実際、レース上がり45秒9―34秒2にギリギリ対応できたのはグランドグローリーただ1頭だった。国際厩舎の設置や賞金増額、さらにボーナスなどを考えれば来年も海外馬を誘致することは可能かもしれないが、今年の凱旋門賞馬アルピニスタが回避したように、本当の一線級を招くのは難しいかもしれない。もちろん世界レベルの頂上決戦を見たいと念じてやまないが、果たして次回はどんなジャパンCになるのか要注目だろう。ちなみに、海外勢の苦戦を早々に提言していた弊社は、日本馬ヴェラアズールやシャフリヤールを中心に3連複・3連単でキッチリ的中を射とめている。海外勢に票が流れたおかげで人気サイドの決着にしてはそれなりの配当となったわけで、これはこれでオイシイ的中をとなったことを付け加えておく。
さて、話は変わるが、今週はダート王決定戦チャンピオンズC(G1)が行われる。昨年、衝撃の圧勝を演じたテーオーケインズが今年も参戦。近況からも衰えを一切感じないだけに抜けた人気は確定だろう。しかし、こんなときこそ波乱が起きるのも競馬の常。弊社では、ジャパンC同様に勝負鞍候補としてつぶさに調査を進めているので、当日の買い目に是非ご注目いただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神8R「3歳上2勝クラス」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは、最終的に1番人気に支持された 5番ミッキーヌチバナだった。

『得意コースで反撃必至のミッキーヌチバナが中心。元来がパワータイプで平坦コースだとスピード負けしてしまう同馬。それでも不得手なローカル2戦で差のない競馬をしており、条件さえ整えば即クラス突破の力があることは明白。何より今回は、中間の調教を前走と比較にならないほど強化しており、元々が叩き良化タイプだけに使って動きに鋭さも加わってきた。広い阪神コースに替わるのは当然歓迎だし、強力な鞍上も確保してついに好走条件が整ったといえる。惜敗続きに終止符』という見立て。

レースは、ややバラッとしたスタートで軸馬5番ミッキーヌチバナも後手。積極的にハナを叩く馬がおらず5頭が横一線で進むが、8枠の12番メイショウジブリ、13番ヨーデルが進出すると、これに呼応するように1番マルカアトラスも引かない構え。結果的にコーナーワークで内1番マルカアトラスが主導権を握る。番手に13番ヨーデル、1馬身後方の12番メイショウジブリまでが先団。以降はバラついた縦長となり、中団前目に内から2番キングズソード、10番アイスヴィスタ、そして発馬で後れを取った軸馬5番ミッキーヌチバナも促して早めにポジションを回復。そこから差がなく4番フォルツァンド、6番ドルチェリア。この後ろはやや間隔が開き、3番タイスケフェイス、7番パワータイショウ。以下1馬身間隔で9番シンヨモギネス、8番カムカム、最後方に11番ファイヴレターという隊列。様子見から始まった序盤戦とは裏腹に、2コーナーあたりから1番マルカアトラスが後続を引き離しにかかるが、これに13番ヨーデルが追従する。この2頭が徐々に差を広げて向こう正面の中盤あたりで後続を4馬身引き離す展開となり、1000m通過は1分0秒3のハイペースに。そのまま縦長の隊列で3コーナーへ入ると、軽快に逃げた1番マルカアトラスの手応えが徐々に怪しくなり13番ヨーデルに並ばれる。しばらく2頭が争うが、楽な手応えで直後に迫ってきたのが軸馬5番ミッキーヌチバナだった。4コーナーに入ると一気に馬群が凝縮し、逃げた1番マルカアトラスが脱落。替わって先頭の13番ヨーデルが直線に入り追い出しを開始するも、迫っていた軸馬5番ミッキーヌチバナとの脚色は歴然。軸馬5番ミッキーヌチバナはアッという間に抜き去り、そのまま後続を引く離す独走態勢となる。注目は2着争いに移り、7頭ほどが横一線で熾烈な追い比べ。各馬とも抜け出せそうで抜け出せないジリジリした展開が続くが、ゴール直前で内から2番キングズソードが鋭くひと伸びして2着争いを制した。これにより、1着に軸馬5番ミッキーヌチバナ、2着に2馬身差で2番キングズソード、3着は渋太く粘った9番シンヨモギネスが入線した。

この結果により、「馬連2-5、730円」の的中をお届け。軸馬が完勝も混戦となった2着争いに多少ヒヤヒヤ。だが終わってみれば2、3着も対抗馬での決着であり、土曜の配信1発目で好発進となった次第。

また、他でも厳選勝負鞍の日曜阪神10R「立雲峡ステークス」「馬連7-8、500円を本線で的中。さらに重賞では、上で述べた日曜東京12R「ジャパンカップ」「3連単6-15-3、9,850円・3連複3-6-15、2,360円の好配当もお届け。先週の当欄において「大きく儲けることも弊社の重要な役割」と記していただけに、会員様も納得いただける先週末だったのではないか。
さて、競馬に携わっていると時の流れの速さに驚くことも多いが、今週からはいよいよ師走。何かと物入りの季節でもあるが、弊社においては、この年の瀬競馬で大回収すべく万全の準備をして突入する構え。会員様におかれましては、今週末の「チャンピオンズC」を含め、12月の弊社配信にご期待いただくよう改めてお願いしたい。