12/17 12/18 5回中山・6回阪神・6回中京5日6日目分

いざ総決算「有馬記念」へ ~日曜中京11R・コールドムーンS~

競馬に携わっていると時の流れの速さに驚かされるが、早くも暮れの風物詩ことG1「有馬記念」が直前に迫ってきた。出走馬をみると、まず一番に挙がるのが3歳世代最強といわれるイクイノックス。残念ながらクラシックは無冠に終わったが、前走の天皇賞・秋では錚々たる古馬勢を撃破。その後のジャパンカップを回避して、満を辞しての有馬参戦となる。対する古馬勢の大将格はもちろんタイトルフォルダー。凱旋門賞は国内ではあり得ないレベルの不良馬場に苦しめられ惨敗を期したものの、今年の天皇賞・春、宝塚記念で見せつけたパフォーマンスに疑いの余地はないだろう。現時点ではこの2強ムードもあるが、舞台は幾度となく波乱を演出してきた中山芝2500m。ライバルには十分な重賞実績を持つ馬や、勢いのある上がり馬など逆転候補も多士済々だけに油断は大敵だろう。そんな1年の総決算こと有馬記念に対する弊社の意気込みは並大抵のものではなく、今年も単なる勝負鞍ではない、激アツの大勝負鞍として提供を予定している。盤石の態勢でお届けする注目の一戦に多大なるご期待の上、提供までお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京11R「コールドムーンS」ダ1400m。このレースで軸馬として期待したのは、終始人気を集めていた1番人気の3番タイセイサムソンだった。

『久々をひと叩きしてデキ上昇に期待できるタイセイサムソンが軸馬。その前走は勝ち馬レモンポップに水をあけられたが自身は5ヵ月ぶりで良化途上の身。加えて昇級初戦という厳しいシチュエーションだったが、それでも2着を確保したのは地力の高さゆえ。500キロ超の大型馬だけに叩き2戦目の今回は上積み十分。実際、この中間は筋肉にメリハリがついて覇気も増すなど良化顕著だ。中京は初めてだが、左回り1400mには良績があり不安も少ない。乗り慣れた鞍上がわざわざ遠征してきたことも強調材料で、ここは前進必至』という見立て。

スタートは、10番トウカイエトワールが出遅れた以外は全馬まずまずの発馬。外からジワッと12番リフレイムが先手を主張したため、競りかける馬もおらず楽に先頭確保となった。直後には内から5番ヴァニラアイス、7番ナンヨ―アイボリー、11番グレートウォリア―が並び、そこへ軸馬3番タイセイサムソンも加わっての先行集団。中団も差はなく2番ゴールドパラディン、1馬身ほど開いて9番イモータルスモーク、14番ドウドウキリシマが並走。さらに1馬身差に13番ダイメイコリーダ。中団後方に1番クリノフラッシュ、掛かり気味に動いた4番サイモンハロルド、馬なりでポジションを上げて取り付いた16番ディサーニングが追走。この後ろはやや開き10番トウカイエトワール以下、8番メイショウオーパス、6番メイショウギガース、最後方に15番リプレーザという隊列。逃げた12番リフレイムは前半600mを35秒3とオープンにしてはかなりスローな流れ。3番リフレイムが自分のペースに落とし込んだ絶妙な展開となった。レースは淡々と流れ続けて、後続勢にも動きはなく隊列変わらず3番リフレイム先頭のまま直線へ入る。その先頭を目掛けて後続各馬も一斉に追い出しを開始するが、ここで3番リフレイムが外へヨレて差が詰まるという波乱の展開が発生。しかし、3番リフレイムは残り300mを切ると一転して立て直し、その後はグングンと加速。後続勢でこれに迫るのは最内5番のヴァニラアイス、11番グレートウォリア―、さらに後ろからジリジリと脚を伸ばす3番タイセイサムソン。勝負は4頭に絞られる白熱の展開へ。だが先頭の3番リフレイムは序盤の貯金が奏功して脚色が衰えるどころかさらに加速。残り200mを切ると後続を突き放していき、そのまま2着に3馬身の大差をつけて優々と1着で入線。注目は2着争いに移るが、最初に脚色に陰りが見えた5番ヴァニラアイスが脱落すると、11番グレートウォリア―、軸馬3番タイセイサムソン2頭の勝負へ。ゴール直前までもつれる接戦となったが、最後は地力に勝る軸馬3番タイセイサムソンがクビ差凌いで2着を確保。3着には11番グレートウォリア―が入線した。

この結果により、「馬連3-12、720円&3連複3-11-12、1,830円」のダブル的中をお届け。サポートメールにて、対抗1点目11番グレートウォリア―の馬券圏内は有力と見て2頭軸3連複(4点購入)を推奨。買い目を絞ったことが奏功し、人気サイドの決着ながら好配当をお届けできた次第。

また、他でも重賞予想では日曜阪神11R「朝日杯FS」「馬連2-12、550円&3連複2-12-14、1,280円」とこのレースもダブル的中。配当的には物足りないが、2番ドルチェモアを「堅軸」として相手も絞った提供だけにこちらも納得の払い戻しとなった。さらに、急遽提供に踏み切った日曜中山10R「北総ステークス」「馬連5-6、910円」など、新馬未勝利戦の的中を含めると日曜日は5戦4勝の固め打ち。先週の当欄でお伝えした「有馬前の資金調達を名目とした勝負鞍を多数スタンバイ」との公言を果たし、良い流れのまま年末を迎える結果となった。

さて、長く続いたG1戦もいよいよ今週末の有馬記念と、水曜日のホープフルSを残すのみ。まずは、競馬ファン大注目の有馬記念。同レースにおいては、これまでも幾多の的中をお届けしているゲンのいいレースであることに加え、事前調査でも例年を超える有力情報が集まるなど順調に推移している。実際、弊社会員様からのお問い合わせ内容も「いよいよ有馬」と盛り上がりも最高潮となってきた。当然ながら弊社もその声にお応えする構えである。どうか、アスコットが総力を挙げて獲りにいく「総決算・有馬記念」に引き続き多大なるご期待をお願いします。