4/1 4/2 ・3回中山3日4日目分・2回阪神3日4日分

復活を見極めた買い目 ~土曜中山12R・4歳上1勝クラス~

久々に青空の下で行われた「大阪杯G1」は、ドバイ開催の直後ということで戦前から混戦ムード。そんなか、悲願のG1制覇を果たしたのは2番人気のジャックドールだった。他で散々書かれているため詳細は省くが、この勝利に関しては馬の力はもちろん、鞍上・武豊騎手の手腕によるところも大きい。出たなりにじわっと先手を取る冷静さや、後続に脚を使わせるラップ構成など、その手綱捌きはいまだ健在だ。
勝ち馬はさておき、注目は2着のスターズオンアース。飛びが大きいだけに阪神・内回りは歓迎とはいえず、そもそも故障明けで2000mもやや距離不足の印象だった。また、レースでも発馬で後手、道中も絞められてポジションを下げるなど、スムーズだったジャックドールとは対照的なレース運び。それでも直線で34秒4の上がりでハナ差まで詰め寄るのだから、もはや強烈という他ない。現状、国内では最高クラスの牝馬という認識が必要だろう。
また、3着のダノンザキッドもさすが。前走・中山記念の不可解な凡走で人気を落としたが、2000mのG1ホースとして面目躍如の快走だった。一部の噂では、中山コースにトラウマ(中山の皐月賞を無理使いされた記憶が残っているとの意味らしい)があるというが、生き生きと変化し続ける競走馬に妙な先入観はご法度。この先も(危なっかしい気性さえケアできれば)、どんな条件でも侮れない存在である。かくして、散々混戦といわれた大阪杯も終わってみれば3着まで実績馬が独占。むしろ順当な決着にも感じる春の仁川決戦となった。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山12R「4歳上1勝クラス」ダ1200m。このレースで軸馬として期待したのは、最終的に4番人気に支持された5番デュアルキャリアーだった。

『直近2戦は凡走したが、前走は距離、前々走は先行激化に泣かされたものであり、能力評価を落とす必要は一切ない。ここは立て直しを図ってしっかり乗り込んでいるし、負荷をかけた直前の南ウッド4ハロン50秒1、ラスト2ハロン11秒9-11秒7も高評価。大型馬で重め残りは心配だが、馬体はパンとして好感が持てる。昨秋の当舞台では好タイムで連続2着と地力は上位だし、2キロ減の鞍上も強力。押し切り濃厚』という見立て。

レースはバラついたスタート。比較的に好発だった外枠の馬を制して内から主張していくのは3番イカロス、軸馬5番デュアルキャリアーの2頭。前者がアッサリ下がったため、主導権を握ったのは軸馬5番デュアルキャリアーとなった。隊列はやや前掛かりで先行勢は団子状態。順をおって先頭から1馬身差に10番ヒロノゴウカイ、半馬身差に3番イカロス、11番ハジメテノチュウ。これに1馬身差で人気の12番スコラ―リを含む3頭までが先行集団。中団はバラついて15番リオンラファール、8番アヴァノス。差がなく1番人気の16番サクラファシナンテ、6番ムーヴなど。後方もバラッとして、追走に一杯の14番タイキマクスウェル、4馬身と大きく離れた最後方に1番イチゴキネンビという隊列。
主導権を取った軸馬5番デュアルキャリアーは400m22秒6、600m33秒8と軽快に飛ばし、離しながらの逃げを展開。その後もペース緩めることなく進み、後ろとの差を保ったまま3コーナーへ突入。すると差し勢も徐々に追い上げてくるが、前を行く軸馬5番デュアルキャリアーは依然として余裕の手応え。そのままコーナーを回ると、後続を1馬身ほど離したまま直線の攻防へ。
一気に抜け出しを図る軸馬5番デュアルキャリアーだが、番手追走の10番ヒロノゴウカイも負けていない。直線残り2ハロンでは完全に2頭が抜け出すマッチレースでこの2頭で決まりと思われたが、伸び悩んでいた後続勢から一気に頭角を現したのが6番ムーヴ。攻防を繰り広げた上位2頭の脚色が鈍ったことも手伝い、6番ムーヴがアッという間に差を詰める。ゴール板までもつれる際どい勝負だったが、アタマ差制して1着に入線したのは10番ヒロノゴウカイ。2着にギリギリしのぎ切った軸馬5番デュアルキャリアー。3着はハナ差およばずの6番ムーヴという順で入選した。

この結果により、「馬連5-10、6,110円・3連複5-6-10、12,200円」の的中をお届け。軸馬は近走惨敗が嫌われて当日は4番人気。だが、そもそも地力は最上位であり、立て直した効果を考えれば勝ち負け可能とジャッジした弊社予想班の判断は悪くない。特に、軸馬以外の能力が極めて接近しているとして、3連複も推したのは慧眼だろう。
さらに、重賞予想日曜・阪神11R大阪杯では◎ジャックドール「3連複9-11-13、8,980円&馬連9-11、830円」と、こちらもダブル的中を達成。先ほど述べた理由の通り、13番ダノンザキッド(10馬人気)は“不当に評価を下げている”として、当然ながらおさえていた。

さて、今週末からいよいよクラシック開幕。その初陣として、あいにくの早咲きで満開は望み薄も、才気あふれる若き牝馬が桜花賞に集結する。前評判では、暮れの阪神JFを1頭だけ違う走りで快勝したリバティアイランドが一強ムード。一方、今年は同馬を含む重賞ウイナーが10頭も揃っており、賞金ボーダーも1650万円と異例のシチュエーションである。好配当をお届けした先週末と同様、弊社では“一角崩し”の一頭でご期待に応えたい。
実際、前哨戦のフィリーズRでは【3連複2万4,760円】【馬連3,190円/ワイド1,450円】という的中をお届けしているだけに、会員様の期待は小さくない。そんな声にお応えするためにも、サクラ咲く買い目をご提示するので、レース当日の配信に多大なるご期待を。