6/10 6/11 ・3回東京3日4日目分・3回阪神3日4日・3回函館1日2日分

狙い通りのダブル的中 ~日曜阪神11R・三宮S~

早いもので、先週から初夏を知らせる函館が開幕。そのオープニング重賞は函館スプリントS。軽い斤量の後押しから3歳牝馬優勢が通説だったが、今年からの斤量補正で50キロ→52キロとなった影響に注目が集まった。
そんな中、外枠から難しい立ち回りをクリアし、直線で差し切って初重賞タイトルを成したのがキミワクイーン。本馬は昨年9月に短距離路線にシフトすると才能を発揮。前走・春雷Sでも、マッドクール(シルクロード3着)と接戦を演じるなど、重賞でも通用する力は示していた。また、近年の本レースは1分7秒台のスピード決着が主流だっただが、今年は1分8秒2と遅めの決着だったことも奏功した格好である。
2着のジュビリーヘッドも得意の洋芝での機動力はさすがで、積極的に勝ちに行った内容は大いに評価できる。3着のトウシンマカオは、最内枠で人気だけに前での競馬を余儀なくされたこと、そしてトップハンデ(58キロ)も大変だった。さらに道中で下がってきた馬の影響を受けるなど今回はツキもなかった印象だろうか。なお、有利と思われた3歳馬で掲示板に入線したのは5着ブトンドールだけということも興味深い。斤量補正による影響なのか、この一戦だけで判断するのは難しいが、近年とはやや傾向が異なり3歳馬が苦戦した函館スプリントSとなった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神11R「三宮S」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された1番キングズソードだった。

『昇級だった前走アンタレスS・G3は、特殊な馬場・展開で4角13番手と絶望的なポジション。しかし上がり最速で3着まで持ってきたのは力のある証拠である。オープン特別のここはもちろん相手が弱化するし、ハンデも想定内に収まった。また、今週の併せ馬は遅れたものの、動き自体は良好で伸び盛り4歳らしい活気も大きな魅力。手の合う鞍上との再コンビ、そして引き続き好相性の阪神も歓迎であり、ここも勝ち負け』という見立て。

レースは2番アルサトワがあおって出遅れ。前で競馬をしたいタイプも揃っていたが、各馬が探り合う静かな立ち上がり。その中で、内から3番メイクアリープが行く気をみせるが、外枠の13番ワールドバローズ、さらに押して14番メイショウフンジンも前を伺うような動き。しばらく続いた先行争いは13番ワールドバローズが僅かに前に出るが、14番メイショウフンジンも馬体を併せて並走する。
直後は3番メイクアリープ、その外に15番ニホンピロスクーロ。差がなく10番ジャズブルースが続き、1馬身差に内から6番ビヨンドザファザー、8番コルテジアが先行集団を形成。2馬身開いた中団前に11番エナハツホがいて、そこから4、5頭の集団の最内に軸馬1番キングズソード。後方に人気の一角12番ニューモニュメント、2番アルサトワという隊列となった。
先手を取った13番ワールドバローズは800m通過49秒0、1000m通過61秒2とクラスを考えればスローよりのミドルペース。そのため後続の動き出しも早く、3コーナー手前で馬群は密集。ここから動きはさらに慌ただしくなり、逃げた13番ワールドバローズはここで一杯に。替わりに先頭は14番メイショウフンジンとなるが、外の15番ニホンピロスクーロも押し上げ、馬体を並べて直線へ進入する。
逃げ込みを図る2頭だったが、15番ニホンピロスクーロは早々に苦しくなり徐々に後退。14番メイショウフンジンが単独先頭となり、懸命に後続を引き離しにかかる。だが、3番手追走の3番メイクアリープ、4コーナーからスムーズに外に持ち出した軸馬1番キングズソードの2頭が猛追。残り400mを切ると以降は2頭のマッチレースとなった。
鋭く脚を伸ばす軸馬1番キングズソードに対し、3番メイクアリープも負けずに抵抗。結局、攻防はゴールまで続いたが、軸馬1番キングズソードがハナ差で接戦を制し1着でゴール。2着は昇級初戦ながら力を示した3番メイクアリープ。3着には、直線で進路確保に手間取りつつ懸命に脚を伸ばした6番ビヨンドザファザーが入線した。

この結果により、「馬連1-3、710円・3連複1-3-6、1,340円」のダブル的中をお届け。この週は他にも函館の新馬未勝利予想で土日を連勝を確保。開幕週の函館でも安定的中をお届けできたことは、会員様からも一定の評価をいただいている次第。

さて、長く続いた中央場所も残すところあと2週。上半期の総決算・宝塚記念を楽しみにしている方も多いはずだが、その前に弊社では今週の「ユニコーンS」に注目したい。近年は波乱続きの一戦で今年のメンバーも波乱の要素は十分。もちろんダートを主戦場とする弊社だけに、すでに高配の使者となる伏兵の存在も把握している。おそらくこのユニコーンS、宝塚記念を前に軍資金を調達する大事な一戦となるだろう。会員様も馬券購入の準備きっちりした上で、ぜひとも当日の配信を楽しみにお待ちいただきたい。