2回福島 3回阪神 1回函館1、2日目

勝負鞍の連戦連勝は好調の証  ~土曜福島9R・種市特別~

  先週の厳選提供4鞍のうち、このレースを含め、3鞍の軸馬が1着完勝とローカル開催に突入してもその信頼度は相変わらずで、皆様の期待を裏切ることなく終了できた開幕週。改めて言うまでもないが、予想&馬券購入に関して今開催の最大の焦点は『クラス替え』。降級してくる4歳馬をどう扱うか? ある意味それが全て。つい数週間前までワンランク上のクラスで走っていたのだから普通に考えれば強くて当たり前。特にダート戦に関しては圧倒的と言えるほどの存在感を示すのが降級馬だ。
 その際たる例が土曜福島9R・種市特別のパピヨンシチー。今回斬る的中レースの軸馬である。中央場所の1000万クラスで再三再四首位争いを演じてきた実力馬。クラス卒業目前というタイミングでの開催替わり=500万への降級だ。わかりやすく言い換えれば『1000万でも一番準オープンに近いレベルにいた馬が500万の馬を相手にレースをする』わけ。よほどのアクシデントでもない限り、これは負けない。パピヨンシチーというと追い込み一手のイメージがあるかもしれないが、それはあくまでも中央場所での話。今回の福島1700mダートには好位差しの横綱相撲で2戦2勝の実績があった。降級+抜群のコース適性があるのだから弊社予想部が文句なしの軸馬としたのも当然と言えば当然。土曜日イチ推しの勝負鞍として自信の馬単提供。9→5、740円の大本線的中。この一鞍の回収率は296%に達した。2着との着差は何と6馬身、タイム差にするとちょうど1秒。終わってみればパピヨンシチーだけが1000万のレースをしていた、ということ。馬単740円というと一見低配当だが、狙って獲りにいける740円は絶対に見逃せない。買いようによってはいくらでも利益は生み出せる。そんな好例となる一戦だった。
 コース変わり&降級の恩恵で獲れるレースは他にもあった。同じく1700mダートの日曜福島10R・横手特別。こちらは1000万クラス。土曜福島9R・種市特別同様、イチ推しの勝負鞍とした一戦だが、ここは抜群のコース実績があるウエスタンマックスを軸馬指名。メンバー中唯一の降級馬フサイチギガダイヤが対抗一番手。結果、大本線的中となったが、これもいわゆる「美味しいレース」。徹底的な能力分析で簡単に導き出せる買い目だった。実のところ、この開催にはこの手のレースがゴロゴロしている。無論、今週末以降も出し惜しみなくお届けする。
 特にダート戦では降級馬や古馬勢に屈するシーンが多い3歳馬だが、全部が全部買えないわけではない。スピードの絶対値がモノを言う芝の短距離戦はある意味、3歳馬の取捨選択が明暗を分ける。その格好の例が日曜福島11RのバーデンバーデンC。弊社予想部は「ある一定の条件のスペシャリストなら古馬相手でも一歩もヒケを取らない」として福島1200m2戦2勝のクーヴェルチュールを軸馬に指名。「49キロの超軽ハンデなら買いの一手」とした。当然、大本線で的中を難なくゲット。している。
 これ以上は望めないほどの絶好のスタートを切った夏のローカル開催。先週はコース変わり&降級に狙いを定めて、勝負鞍で2戦2勝の好成績。先の東京・中京開催からだと、その日イチ推しの勝負鞍の的中は連戦連勝。とはいえ、夏のローカル開催は開幕したばかり。勝負強さは評価しつつも、奢ることなく、これからも週単位での大幅な利益計上に尽力を注ぎたい。今週末以降も的中ラッシュを予感させる弊社予想部に引き続き多大なるご期待を。

3回東京 2回中京7、8日目

勝負どころは突然やってくる ~土曜日東京7R・4歳上500万下~

 言うまでもないことだが、ダービーも朝一番の未勝利戦も馬券の控除率は一律25%だ。従ってどのレースを的中させたところで10倍は10倍。ダービーだから特別に12倍になるということはもちろん、ない。ならばより獲りやすいところで勝負する、それが馬券の鉄則。先週のハイライトは意外にも土曜日の午後、早い時間にやってきた。
 そのレースは東京7R・4歳上500万下。これが今回斬るレースである。軸馬は1年以上の休養明けになるゲットマイウェイ。「坂路で入念に乗り込まれ仕上がり万全。前走でクビ差先着を許したフォルテベリーニは今やバリバリのオープン馬。何よりこの馬自身1000万で連続2着の実績があるのだから、500万からの再スタートなら大イバリの力関係。次走は確実に人気が集中する馬。配当的な妙味からあえてここで狙う」とした。結果はダイワバゼラードに僅かに遅れをとって2着惜敗だが、馬連4-15、2070円を難なくゲットした。
 軸馬に指名したゲットマイウェイは休養前に1000万で連続2着の実績がある、いわば格上的存在。にもかかわらず休養明けという一点が嫌われて4番人気と評価を落としていた。しかし、よくよく考えてみればそれ以外に負ける材料はない。完調は望めないとしても、八分まで仕上がっていれば確実に勝ち負けになる組み合わせだ。調教内容とポン駆け実績から「能力は出し切れる」と判断。ならば、ある意味簡単に取れる20倍だった。一般のファンにはかなり難しい『休養明け実力馬の取捨選択』だが、そのあたりは「調子と能力の把握」こそが真骨頂の当社にとって、造作もないことである。餅は餅屋にお任せ頂きたい。
 無論的中はこの1鞍だけではない。土曜東京10R・エーデルワイスS、同じく11R・ブリリアントステークスとどちらも軸馬が1着の完勝での的中。そのうえ大本線での的中と内容は全く危なげなし。確実な的中を生命線とする当社にとってみれば、この2鞍も決して見逃すことはできなかった。ただし、そんな先週の提供レースの中にも反省すべき点はいくつかある。日曜日の東京8Rだ。このレースでの当社軸馬は後続を3馬身以上引き離して完勝した2番人気のキラライットウセイ。それはいいとしても、2着に粘った8番人気のキタグニノホシをなぜ最終的に買い目から外してしまったのか。休養明けで人気は落としていたとはいえ、現級で勝ち負けした実績のある馬。弊社であればむしろ狙うべき馬のハズ。軸馬が完勝して馬連7390円もついたのだから、会員の皆様はさぞ肩を落としたことだろう。配当はともかく、「獲れるレースを落としたこと」に対し、今回斬った東京7R・4歳上500万下とは逆に予想部に苦言を呈したい。
 今週末からいよいよスタートする夏競馬。確かに出走馬の質は一枚落ちるが、一番最初に記した通り控除率は同じ25%。そして、馬券の勝負どころはむしろこれまで以上に増える。特に前開催、回収率250%を計上しているダート戦においては、今開催も勝負どころを用意している。春競馬の勢いそのままに突き進む当社予想部に引き続き多大なるご期待を頂きたい。
 
 

3回東京 2回中京5、6日目

ダート戦はウデの見せどころ ~日曜日東京10R・麦秋S~

 ご存知の通り当社にとってダート戦は生命線。東京1600mダートのこのレースを先週一番の勝負鞍と位置づけたことも納得いかれると思う。しかもこの麦秋Sは馬券が難しく、かつ面白いといわれる準オープンのハンデ戦だ。言わばこれ以上はない『ウデの見せどころ』だった。
 内枠から順にピサノアルハンブラ、ガイアヘッド、マイフラッグ、リスキーアフェアとおさえの利かない逃げ・先行型が揃った一戦。それでも1400mなら稀に前が残ることもあるが、1600mとなるとまるで話は違ってくる。二段差し、三段差しまで届く東京コース特有の追い込み競馬。そこを読み切って当社が軸馬に指名したのは3番人気のユノナゲットだった。東京1600mダートのハイペースには抜群の実績を残している追い込み馬。鞍上もこの手の馬に乗せたら天下一品の横山典。そしてサンライズレクサス・ジャガーノートという人気どころに対し「1キロ軽いアドバンテージは想像以上に大きい」とした。
 レースは外枠から出ムチをくれてマイフラッグがハナに立つ。前半の800m通過46秒2という予想通りのハイペース。軸馬ユノナゲットは向正面最後方の『絶好位』。インでジックリと脚をタメる鞍上。このコース取りが絶妙だった。4コーナーも内ピッタリを痺れるような手応えで回ってくる。そして直線だけ僅かに外へ持ち出して鬼神の追い。一歩先に抜け出していたリスキーアフェアを残り150mですれ違い様に交わし、最後は手綱をおさえて余裕綽々のゴール。焦点は2着争いとなったが、ゴール寸前でサンデーストリームが浮上して馬連6-9、4240円の本線的中。この一鞍で回収率は1000%近く叩き出したのだから何も言うことはあるまい。ケチのつけようがない的中だろう。
 ちなみにこのレースの上がり800mは50秒2。前後半差4秒0という強烈なハイペースだった。レース前にこの流れを読んでいた弊社としては必然とも言える的中劇。まさに真骨頂を示す一戦となった。他にも日曜日には中京9R、3番人気モルトグランデ、東京6R、7番人気カロンセギュール、中京12R、4番人気メイショウアズーロなどを抜擢。麦秋ステークスの好配当的中により、馬連回収率はもちろん、単複のみでも、回収率は優に320%以上。斬りたいレースが多すぎるが、いずれにしても弊社らしさを体感してもらえた週だったのではないだろうか。
 いよいよ今週末はダービー開催の最終週となる。この勢いそのままに的中ラッシュで春競馬の大団円としたい。先週の言葉を繰り返すが、これからが本当の馬券シーズンだ。引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。
 

3回東京、2回中京3・4日目

これからが本当の馬券の季節 ~土曜日中京11R・金鯱賞~

 張り詰めた緊張感の中スタート。外枠で1頭出遅れ。その瞬間レースそのものが違うものになってしまった今年のダービー。誰もが逃げると踏んでいた皐月賞馬ヴィクトリーのスタートミス。なんと1コーナーを17番手で回っていく。すかさずハナに行ったのが福永=アサクサキングス。隣の枠にいた強力な逃げ馬が消えてしまったのだからこの判断は当然。1000m通過60秒5のスローペース。ヴィクトリーが普通に逃げていれば間違いなくあと1秒は速いペースになっていたはずだ。予想外の緩い流れにフサイチホウオーが折り合いを欠いてしまった。ダービーを掛かって好走した馬は記憶にない。その時点で単勝オッズ1.6倍の大本命馬は消えた。結果は中団のインで完璧に折り合って行ったウオッカの楽勝。今年の牝馬のレベルの高さを思えばこの勝利も納得。恐らく、ケタ違いに有利な斤量で出られる凱旋門賞でも勝ち負けになる。自分の形に持ち込めば想像以上に渋太いのがアサクサキングス。ハナを取り切った時点でこの好走はある程度見えていた。ただ、ほとんどの人間にあの展開が見えなかっただけ。だから14番人気なのだ。それもこれもあの馬がスタートでいなくなってしまったから。皮肉な言い方になるが、皐月賞に続きダービーの主役も田中勝=ヴィクトリーだった。
 トップハンデ58.5キロのポップロックが貫禄を示した目黒記念。しかし、このレースの主役は誰もが「ダービーに出したかった」と感じたに違いないココナッツパンチの力走。この時期の3歳馬が東京2500mのG2で歴戦の古馬相手にクビ差2着。しかもこの馬はここがデビュー4戦目。常識外れという点では牝馬のダービー制覇と同等のものがある。ちなみに、目黒記念の2400mの通過タイムは2分25秒3。ダービーの勝ちタイムより0秒8遅いが、1000m通過は2秒も遅かった。その意味をジックリと考える必要がありそうだ。
 土曜日の金鯱賞はローゼンクロイツ→スウィフトカレントという中京巧者同士の決着となった。1000m通過57秒6というキツい流れを早目に動いて4コーナー2番手、そのまま押し切ったローゼンクロイツの強さが際立つ。よく使われるフレーズだが、これこそが「着差以上の強さ」というやつ。展開に乗じて差し込んできた2着馬との力差はかなり大きい。
 さて、実を言えばこの金鯱賞が今回斬るべき的中鞍。「前走の中山記念が大惨敗。そのためこの中間はリフレッシュの意味でひと息入れ、その後ここに目標を定めて調整されてきた。攻め馬の動きは相変わらず絶好。これで走らなければ内面的な問題としか思えない」として5番人気のインティライミを軸馬に指名。結果はゴール前猛追、最後の最後にヴィータローザをハナだけ捕らえて3着を強奪。馬連は不的中に終わったが、1-6-8の組み合わせで3連複2260円の的中となった。正直に言うと残り200mの時点では八割方諦めていた。ゴール後も非常に微妙な写真判定で大いに気を揉んだが、結果ハナ差3着にホッとひと息。まぁそれはそれとして、ここはローゼンクロイツ軸が本筋だった。3連複の一方の軸馬に据えているのだからムリな注文ではないはず。結果論ではなく、そうしておけば馬連&3連複のダブル的中(それも大本線で)になっていたのだから。『よりハイリターンの的中を』それが我々に課せられた使命のはずだ。
 ダービーが終わると春競馬もピークは過ぎた雰囲気になるが、今週末にはG1連戦の最終戦となる安田記念が控えている。その他にも興味深いレースが目白押し。まだまだ息を抜くわけにはいかない。ある意味で言えばこれからがプロの本当の出番。引き続き楽しみにお待ちいただきたい。
 

3回東京、2回中京1・2日目

ダービーウイークがやってきた! ~土曜日東京12R・4歳上500万下~

 さて先週のレース回顧を。今回は数ある的中の中から土曜日、東京12R・4歳上500万下。このレースに関して斬る。「南関東B2勝ちなら500万は楽に通用するクラス比較。再転入初戦はレース中の不利で敗れたが、ここは巻き返しが期待できる」との理由で10番ベルベットボクサーを軸馬に指名。ここからの馬連5点提供で10-15、830円の的中。1点目で購入比率は30%の指示。従って回収率は249%。地方⇔中央のクラス比較は意外に難しいもの。そこをキチンと踏まえていた点は評価できる。他にも相変わらずの1000円前後の配当をお届けしており、まずまずといったところだが、会員の皆様もそろそろ30倍を上回る好配当を欲しくなってきているだろう。安定した的中は当然だが、競馬の魅力はやはり一撃の払戻し。その点を踏まえ、予想部のレース選択には十分に注意を払いたい。
 さて、いよいよ今週は競馬の祭典「日本ダービー」。今年の3歳牡馬クラシック戦線は群雄割拠といえる大混戦。例年以上に馬券的な妙味のある一戦となる。その膨大なデータの精査段階に入った当社予想部。モチベーションの高さは言わずもがな。今週末、これまでにも増してご期待頂きたい。

2回東京 3回京都7・8日目

競馬の祭典はもうそこまで ~土曜日東京12R・4歳上1000万下~

 先週のヴィクトリアマイルは、またひとつ競馬の奥深さを痛感させられるレースだった。大本命カワカミプリンセスをマークしていった馬は全部共倒れ。上位にきたのはみんな「自分のレース」をした馬。誰よりも後悔しているのはジョリーダンスのアンカツ。本当はもっと前に行ける馬なのにカワカミ徹底マークで後方待機。その分完全に仕掛け遅れ。メンバー中最速の上がり32秒9という強烈な脚できたもののアフター ザ カーニバル。全然届かず…。この世界に「たら、れば」は禁物だが、いつも通りの競馬をしていれば100%勝てるレースだった。当社としても苦虫を噛み潰した気分だった。
 さて、今週も的中レースを斬っていく。若干迷ったが今回ピックアップする、しなければならない1鞍は土曜東京12R・4歳上1000万下の平場戦だ。当社が軸馬として推したヒシシンエイが見事に1着ゴール。2着に対抗2点目のジョウノエリザベスが入り馬連1-8、570円の的中。単勝1・2番人気の組み合わせでこの配当なら悪くはない。悪くはないのだが、570円はどこから見ても570円。「スローペース必至」と読み切っているのだから、他力本願の追い込み型であるノンキとクイックセイコーはカットすべきだった。ペース不問の瞬発力があるジョウノエリザベスとはタイプが違うのだから、これは結果論ではなく無視できたはず。このレースは1点、ないし2点購入が本筋。その点、予想部には猛省を促したい。
 最終週こそ配当に泣かされたが、開催を通して考えるとハッキリ右肩上がりの当社予想部。次週からの3回東京は言わずと知れた「ダービー開催」。年間で最も華やかな開催を迎え、全社を挙げて総攻撃態勢に突入する。会員の皆様においても是非、これまで以上のご期待を頂きたい。

2回東京、3回京都5・6日目

強い追い風が吹いている ~土曜日新潟12R・高田城特別~

 今回斬るレースはこれしかない。先週の的中の中で特に印象的だったのが土曜新潟12R・高田城特別だ。
 土曜新潟11R・新潟大賞典で、馬連2990円の好配当ゲットした直後の高田城特別には正直、腹を抱えて笑ってしまった。「労せずハナに立って楽な展開に持ち込む」として当社が軸馬に指名した5番人気ダイワインパクトだが、テンから行く素振りも見せずあろうことか離れた最後方待機。半ば諦めムードで見ていたのだが、直線大外から一気の追い込み。しかし、僅かに届かず3着止まり。勝ったのはノーマークのブラックシチー。2着は対抗馬の一頭チョウカイシャトルだが、いくら惜しくても不的中は不的中。スタッフからはため息が漏れた。審議ランプ点灯にも「よくあること」と気にもとめていなかったのだが、なんとスタート直後の競走妨害により1位入線のブラックシチーが13着降着。当社と会員の皆様には馬連1-3、2940円の的中が転がり込んできたのだから心底ビックリ。まぁ、この際理屈はいいだろう。ハッキリ言えるのは我々に「大きな風が吹いている」ということ。競馬に限らず勝負事の最後の最後は『ツキと運』ということを今さらのように思い知らされた。
 他にも日曜日、東京12R・テレビ埼玉杯では馬連1210円、馬単2510円のW的中と弊社らしさを感じれる的中をお届けしているが、これまで同様、奢ることなく1週1週で好結果をお届けしていく所存である。
 今回斬った高田城特別といい、大波乱のNHKマイルCといい、「競馬にはいろいろなことがあるなぁ」と再認識させられた先週末。ともあれ勢いに乗ったまま最終週を迎えられることだけは間違いない。会員の皆様にも引き続き週末を楽しみにお待ち頂きたい。 
 

2回東京、3回京都3・4日目

予想&馬券は攻めが鉄則 ~土曜日東京7R・4歳上500万下~

 さて、今回は先週の的中の中からピックアップするのは土曜日、東京7R、4歳上500万下。このレースの軸馬は1番人気の関西馬ビッグポパイ。詰め甘く歯痒いレースを続けてきた馬だが、瞬発力養成のため上がり重点の攻め馬に変えてきた。その点を見逃さなかったことが勝因。対抗に氏名したストロングラムダが2着に入り馬連3740円の好配当的中。会員の皆様にもある程度納得のいく払い戻しをお届けできたことと思う。ただし、2着馬の潜在能力の高さを思えば対抗2・3番手あたりには持ってこれたはず、という気がしないでもない。
 他の的中であえて苦言を呈しておきたいレースが1つだけある。日曜日。京都8R あやめ賞だ。このレースはテイエムオペレッタとメイショウバレーヌの2頭軸で3連複4点勝負。結果1-5-6、840円の的中だが、一旦は「オープン小差2着のあるテイエムオペレッタが軸馬」としておきながら、最後の最後で2頭軸の3連複を選択した弱気さ。結果論ではなく、馬連1-5なら2200円の好配当だった。まず的中ありきの姿勢は十分理解できるが、予想&馬券は攻めが鉄則。
 今週末は大混戦ムードのNHKマイルCをメインとする5・6日目。弊社予想部には「よりメリットの高い的中を」と大号令をかけている。会員の皆様には引き続きご期待頂きたい。

2回東京、3回京都開催1・2日目

僅かな歯車の狂いが歯痒い結果に… ~土曜日東京8R・4歳上500万下~

 先週一番の注目レースは言うまでもなくオークストライアル・フローラS。完全な勝ちパターンに持ち込んだイクスキューズを、ゴール寸前で捕らえたベッラレイアの鬼神の差しがあまりにも印象的。この1勝で名実共にダイワスカーレット・ウオッカと肩を並べる存在となった。ウオッカが既報通りダービー出走となれば、オークスは普通に考えて二強対決となる。が、もう1頭絶対に忘れてはならないのがベッラレイアにクビ差で続いたミンティエアー。道中の痺れるような手応えが目に焼きついて離れない。この馬の絶対能力は言わずもがなの超ハイレベル。チャンスはあるはずだ。
 さて、このあたりで先週末の回顧に移ろう。先週の主な的中の中から今回斬るレースは土曜東京8R。問題はこれだ。このレース、2番人気のマイネルパシオンが軸馬。古馬最下級条件の平場戦だけに、通常なら1番人気の決着でも馬連5倍前後が相場。しかし、このレースは違った。1番人気ヒシシンエイ-2番人気の軸馬マイネルパシオンの組み合わせで馬連370円の的中には正直泣けてしまった。会員の皆様もなんとも言えない思いをされたに違いない。配当ばかりはこちらでどうすることもできないが、来週からはレース選択にも十分な注意を払って的中をお届けする所存である。
 それともうひとつ。的中云々ではなく、悔やまれてならないのが日曜東京12Rだ。かなり手薄なメンバー構成となったこのレース。ここなら十分通用とみて格上げ初戦の5番人気サンシーズンを軸馬に据えたところまでは大正解。5番人気と配当的な妙味も十分だったが……。なんと相手に連れてきたのがノーマークだった12番人気のカブキメークではゴール前声も出ない。ひとつ歯車が狂うとこんなもの、それが競馬と言ってしまえばそれまで。我々としてはそんなレースを少しでも減らしていくことに全精力を傾けるしかない。
先週末は我々にとって、そしてなにより会員の皆様にとって不完全燃焼な週だった。今週末はレース選択、軸馬選択をより以上に吟味。的中鞍数をこれまで以上に増やすことはもちろんのこと、真から喜べる的中をお届けできるよう奮起するしかない。完全燃焼の的中ラッシュをご期待頂きたい。

3回中山、2回阪神開催7・8日目

当ててこそ競馬、それを実感した最終週 ~全的中鞍~

 先週で3回中山、2回阪神開催が終了。皐月賞は大波乱決着となったが、ポイントは展開と、それに伴う有力馬の位置取りだった。『有力馬が互いに後方で牽制→結果前残り』という古典的なひとつの穴パターンなのだが、この1・2着馬を「展開に恵まれた」のひと言で片付けてはいけない。前半の1000m通過が59秒4~後半1000m60秒5という絶妙の平均ペース。決してスローペースの単純な前残りではない。この流れを35秒台で上がってきた1・2着馬のスピード能力は相当なレベルと考えるべき。基本的に人気の有無と実力はリンクしないもの。皐月賞1・2着馬の評価を落とすべきではない。
 さて、今回斬るレースだが、今週はとりわけコメントするところもないので、的中鞍全てとしたい。数あるレースの中から厳選提供しての的中3鞍はまずまずといったところか。その内訳は土曜中山7R、3連複960円。日曜中山9R・野島崎特別、馬連850円。10R・卯月S、馬連710円。悲しいかな3桁配当のオンパレードとなってしまったが、まずまずの収支は計上できた。競馬はまず当てることが大前提で配当は結果についてくるものである。競馬である以上、芸人のネタでもあるまいし、こんな週もあるものとして受け止める。それに『アスコットなら当ててくれるだろう』という信頼のもとに会員の皆様もお付き合い頂いているのだから、あの結果はあの結果として納得するしかない。少なくとも勢いは持続できた。次開催もそれに乗って的中を積み重ねていくつもりだ。