3/29-3/30 3回中山・2回阪神1日2日・2回中京5日6日目

迷わず選んだ人気落ちの実力馬 〜日曜中京11R・高松宮記念〜

いよいよ始まった2025年春のG1シリーズ。その初陣は日曜中京11R「高松宮記念」芝1200m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に6番人気となった15番ママコチャだった。

『今週からBコース替わり。これによりイン有利が想定されたが、昨日(6Rまで重→8Rから稍重)は外伸び馬場だった。時計が出ないことで内の先行馬がキツくなっている模様で、昨年とは異なる馬場となりそうだ。
無難な馬券でいくなら実力・実績ともに最上位の14番ナムラか。だが前記の展開を考えると、お馴染みの“差し損ね”もありうる。そこで人気の盲点となっているママコチャを選択する。本馬は前走オーシャンSで23年スプリンターズS以来の勝利。楽逃げの勝ちパターンだったペアポルックスを差し切った内容は見た目以上に強かった。勝ち時計1分7秒1は極めて優秀で、斤量が1キロ重かったこともポイントだろう。
振り返れば昨秋スプリンターズが4着。異次元ハイペースのなか、勝ち馬ルガルと物理的に離れた位置から0秒4差なら上出来といえる。年末の阪神Cも不得手な瞬発力勝負のなかで0秒2差ならむしろ上出来。この2鞍の内容をしっかり見れば、世間でいわれている「寒い時期は苦手」というレッテルが不当であることがわかるし、無論のこと「能力の衰え」も懸念しなくていい。
現在の中京の馬場傾向から15番枠は割り引きにはならないし、地力的にも上位とは互角かそれ以上。なにより、前哨戦を挟んだ今年はぶっつけの昨年よりコンディションが遥かにいい。馬場が乾くことも加味して、この人気なら積極的に買いたい』という見立て。

前日土曜は稍重で行われた中京芝だったが、日曜メインまでには馬場が回復。高松宮記念は実に6年ぶりに良馬場で行われるも、決着時計は1分07秒9とそこまで速くはなかった。金曜日までの雨の影響もあったが、なにより高速決着になるようなペースにならなかった。

レースは先手が予想されたペアポルックスが大外枠でハナを奪えず、ビッグシーザーが先頭に立つという予想外の流れ。これでは当然、速くなるはずがない。

序盤は12.3-10.2-11.3で3ハロンが33秒8。スプリントG1らしく先陣争いは激しくなりかけて、2ハロン目こそ10.2と速かったが、その後は11.3で後半の入りも11.6と、コーナーでしっかり息を入れる態勢ができた。中京芝1200mはコーナー及びラストの直線が占める割合が高いため、平均的なラップ構成になることが多い。その点、弊社予想部の展開予測は的確だった。肝心の軸馬15番ママコチャは外から位置を取りにいって中団前めの外。先行馬をいつでも捕まえられる絶好のポジションだったといえる。

実際、ママコチャは最後の直線で早め先頭から押し切る構え。しかし唯一誤算だったのは、ライバルの差し馬=サトノレーヴ・ナムラクレアもスムーズに脚を伸ばしてきたことだろう。結果的に、ママコチャは決め手勝負が向いたこの2頭に先着を許すこととなった。勝利したサトノレーヴは6歳にして初の戴冠。2着ナムラクレアはこれで同一G1を3年連続2着となった。

この結果により、「3連複10-14-15、2,900円」の的中をお届け。惜しくも馬連的中を逃す結果となったが、これは競馬のアヤもある。連対したサトノレーヴ・ナムラクレアは終わってみればスムーズに差してきたが、それぞれゴチャついて詰まる可能性は十分にあったはずだ。その点でいえば、前めで運べるママコチャを本命にしたことに悔いはない。そもそも、スプリンターズSの覇者で、前走オーシャンSを勝利していたママコチャが6番人気まで人気を落としたのなら黙って買いである。弊社では、今後もこうした “不当に評価を落としている馬” を意欲的に本命に据えていく方針だ。

カレンダーは進み、今週末はG1第2戦の「大阪杯」が待ち受ける。今年は、昨年覇者ベラジオオペラ、桜花賞馬で崩れ知らずのステレンボッシュ、中山記念をレコードVのシックスペンスなど、昨年より好メンバーの様相。これにより混戦オッズが想定されているが、昨秋から猛烈な勢いで回収を続ける弊社重賞班にとっては腕の鳴る局面となる。

実際、天皇賞秋、有馬記念、日経新春杯、AJCCなど、昨秋から続く古馬中距離路線は高回収率の的中実績ばかり。他路線でも的中を連発しているとはいえ、この路線は特別な「ドル箱」といる。こと大阪杯にいたっては、昨年も◎ローシャムパーク(3番人気・2着)から11番人気の大穴ルージュエヴァイユ(3着)を引き切って、3連複2万2,720円の高配当を仕留めている。

ちなみに、現在JRAの重賞は1番人気が16連敗中。おそらく大阪杯の人気馬もそれほどあてにならないだろう。前記・高松宮記念もそうだったが、現在のアスコットはとにかく「攻めの姿勢」がポリシーである。果たしてこの大阪杯、弊社がどんな「人気の盲点」に目をつけるのか、乞うご期待。この春の数々の的中により潤沢となっている会員様の資金をさらに倍増すべく、我々はもう一段踏み込んだ予想を披露するつもりだ。どうか会員様は、引き続き大きな期待を胸に今週末をお待ちいただきたい。

3/22-3/23 2回中山・1回阪神7日8日・2回中京3日4日目

乾坤一擲の特大配当 〜土曜中京9R・金山特別〜

2月末の万馬券同日3連発(東京2R→ダイヤモンドS→阪急杯)の快挙が記憶に新しい弊社だが、それをさらに上回ったのが先週末だった。好調のアスコット予想部がいかなる的中劇を演出したのか早速みていこう。

まず紹介するのは、土曜中京9R「金山特別」芝2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に5番人気となった6番クリノアドバンスだった。

『前走(4着)はマクリをもらって一歩後退のロス、2走前(5着)は大外を回すなど近走は噛み合わず。それでも大崩れしていないのが地力通用の証明だ。一転、ここは多頭数も確固たる逃げ馬不在の状況。先行が身上の本馬にとっては条件が大きく好転する。乗り慣れており、過去2連対の永島まなみ騎手への手替わりもプラス材料。休み明けを叩いて気配上向きで、今回は勝ち負け濃厚』という見立て。

レースは想定通り、軸馬6番クリノアドバンスの逃げで開幕。直後の先行勢も離れずついてくるが、永島まなみ騎手は遅すぎず速すぎないペースを作って先頭を譲らない。序盤の1000m通過は1分0秒4という絶妙の流れ。この時点で会員様はしめしめと感じたはずだ。

レースは勝負どころの4角に到達。縦長の隊列を引き連れた軸馬6番クリノアドバンスが先頭のまま追い出しを開始する。残り300m、200m、150m…。次々と脱落する先行勢を尻目に軸馬6番クリノアドバンスはまだ先頭を走る。中京の直線は長いが、それでもゴールまであとわずか。

これはもらった! そう思った瞬間だった。最後方から飛んできたのが8番の伏兵コスモエクスプレス。ゴールまで残り約30mの刹那に強襲すると、クビ差だけかわして差し切り。押し切り態勢だった軸馬6番クリノアドバンスはそれでも2着はきっちり確保した。3着には追い込みをかけた12番ファイナルヒートが入線している。

この結果により、「馬連6-8、4万7,570円」の的中をお届け。5番人気(単勝19.5倍)に過ぎなかった軸馬選定はもちろんのこと、飛び込んできた12番人気(単勝100.7倍)のコスモエクスプレスを対抗に抜擢したことは慧眼という他ない。ちなみにコスモエクスプレスは、弊社・現地情報班が「今年は小倉でくすぶっていたが尻上がりに気配上昇中。この人気なら絶対におさえておきたい」と推奨してきた1頭だった。

その結果が弊社の長い歴史でも指折りの特大馬券。なにより、相手をある程度絞った馬連だったことが大きく、馬連回収率は実に約6000%という理解のしづらい数字となった。レース直後から弊社の電話回線はパンク状態。メールボックスもパンパンに膨れ、すべて返信するには数日を要することとなった…。
この場を借りて、会員様にお礼を申し上げたい。たくさんの反響ありがとうございます。4万馬券的中おめでとうございます。

さて、上記はあくまでも土曜日のハイライト。日曜中京11R「愛知杯」芝1400mについても簡単に述べておきたい。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に3番人気となった6番シングザットソングだった。以下はその選定理由。

『牝馬限定G3は変わらないが、昨年までの1月開催、芝2000mの条件を改定。今年から昨年までの京都牝馬Sを受け継ぐ形で芝1400m、重量はハンデから別定に変更して実施される。なお、開幕2週目の中京芝はまだインを使える状態で時計は速め。基本的に当コース自体も先行~中団までが中心だが…。
しかし、ここはスプリント色が強い顔ぶれのフルゲート。ハイペースからの差し系も要警戒だ。
軸馬シングザットソングは新馬戦、フィリーズレビューの2勝しかしていないがG1をはじめ、牡馬相手にも好走実績がある実力馬。勝ち鞍が少ないのは、折り合いにやや不安があることに加えて、不向きのレースばかり経験してきたことに由来する。前走9着にしても内・前有利の展開で外を回す大きなロス。それでも上位とはほとんど差のない内容なのだから、むしろ評価できる競馬だった。
その特性を考えると今回の距離短縮は大歓迎。また、前に馬を置きたい本馬にとって内枠6番も絶好である。中間は入念に乗り込まれてこの馬らしいスカッとした好馬体。機敏な動きを含めてデキ万全だ。そもそも、中京千四は“距離短縮馬”に期待値があるコース。ベストの条件かつ、展開もかみ合いそうな本馬は狙って妙味。ハマればアタマまで狙える地力がある』

結果はご存知の通り。最後に伏兵ワイドラトゥールの大駆けを喰らったが、軸馬6番シングザットソングは、9番カピリナを差し返して連対を確保となった。この結果により、「馬連6-16、9,330円&3連複6-9-16、1万4,770円」の的中をお届け。土曜の配当を見たあとではインパクトが薄く感じるが、こちらも回収率でいえば驚異的な数字である。4万馬券の翌日にふたたび特大回収。腰を抜かした方、税金が気になる方、会員様からは興味深い声と喝采が届いている。

とにもかくにも資金は潤沢。今週末から始まるG1シーズンに向けて視界はきわめて良好である。無論のこと、弊社予想部は攻めの手を緩める気は一切ない。会員様におかれましては、意気揚々と乗り込む春シーズンに多大なるご期待をお寄せいただきたい。

3/15-3/16 2回中山・1回阪神5日6日・2回中京1日2日目

悪天候も好調キープ 〜日曜阪神11R・米子城S〜

先週の金鯱賞は、大阪杯(4月6日/阪神芝2000m)だけでなく、昨今ではクイーンエリザベス2世C(4月27日/香港シャティン芝2000m)への前哨戦に位置する一戦。今年は牝馬のクイーンズウォークが勝利をおさめた。牝馬による当レース制覇は95年サマニベッピン以来、30年ぶり。2着にはホウオウビスケッツ、3着キングズパレス。逃げたデシエルトは4着に敗れた。

騎手の配置を含め、戦前から耳目を集める一戦だった。3連覇のかかるプログノーシスは過去2戦のパートナーである川田将雅騎手ではなく、西村淳也騎手が騎乗。川田騎手は同じく中内田厩舎に所属の4歳牝馬クイーンズウォークに回った。

さらにデシエルトは主戦・岩田康誠騎手から武豊騎手へ手替わり。岩田康誠騎手はホウオウビスケッツに騎乗となった。こちらも岩田康騎手の手綱で〈2-1-2-0〉と相性抜群だったが、ファンからすれば解せない変更だったかもしれない。おそらく岩田騎手は、ホウオウビスケッツの前走時(中山金杯)に制裁(移動中にYouTubeを閲覧した件)で乗れなかったことを配慮したのではないか。

上記だけでもかなり複雑だが、この日はキングズパレスに騎乗予定だった佐々木大輔騎手にもアクシデントが発生。中京4Rの馬場入り前に検量室前で騎乗馬に蹴られて腹部を負傷してしまった。それでもメインの発走は刻一刻と迫ってくる…、急遽の対応を迫られた関係者の苦労はいかほどか。結局、金鯱賞のキングズパレスは池添謙一騎手に急遽の乗り替わりとなった。なお、同馬は乗り慣れた騎手でさえコントロールが難しいタイプである。

紆余曲折をへてゲートにこぎ着けた金鯱賞は、1番人気デシエルト(武豊騎手)の大逃げでスタート。その1000m通過は驚きの58秒2。雨が降りしきる重馬場だったことを踏まえればほとんど暴走に近いペースであり、前述の通りの着順となった次第。勝利したクイーンズウォークは、デビュー当初から川田騎手が手綱を握ってきた一頭である。結果はさておき、競馬予想の醍醐味が詰まった金鯱賞であった。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜阪神11R「米子城S」芝1200m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった5番ロードフォアエースだった。

『昇級初戦の前走でさっそくメドの立つ好内容。外枠でも積極的に好位をとるとタイム差なしの2着。ここに出走するスマートクラージュを退けた点を含めて、オープン特別では明らかに力上位といえる。1200mではまだ崩れたことがなく、晴雨兼用かつ脚質も自在だ。この中間はスピード乗り上々で、筋肉増の馬体を含めて絶好の状態。許容内のハンデに収まったここは勝ち負け必至』という見立て。

レースは雨の降りしきる重馬場で開幕。ゲートが開くとまずは内枠の各馬が先手を窺うが、それを大外枠からかわしていったのが16番カルチャーデイ。同馬は近走案外な結果が続いていたが、前走タンザナイトSで久々の掲示板を確保していた。今回の鞍上・酒井学騎手は道悪を考慮してか、かなり強気の逃走劇に打って出た。対する軸馬5番ロードフォアエースはきっちり2番手を確保して虎視眈々のかまえだ。
飛ばす16番カルチャーデイが刻んだ前半3ハロンは33秒8。馬場を思えばこれはハイペースである。そのわりにカルチャーデイの脚は軽快だが…。
結局、レースはあっけない幕切れとなった。カルチャーデイが独走でゴールイン。番手追走の軸馬5番ロードフォアエースが2着。離れた3着には中団から差し込んだ14番ティニアが滑り込んだ。これぞ道悪競馬。後続馬にはほとんど出番がなかった。

この結果により、「馬連5-16、3,540円」の的中をお届け。近走の不振に加えて大外枠ということで9番人気まで支持を落としたカルチャーデイ。しかし、弊社予想部は「馬群で力んだ前走も崩れておらず、外枠からスムーズなら一発秘める」として対抗本線に指名していた。これで馬連35倍ならしめたもの。ダート主体の弊社が芝1200mを厳選勝負鞍に指定することは極めて稀だけに、会員様にも自信度が伝わったようだ。高い納得と反響をいただく会心的中となった次第。
なお、この週の厳選勝負鞍は、上記を含めて4戦3勝の準パーフェクトを達成。悪天候に見舞われたことを思えばこれは褒めていいだろう。昨秋から様々な見直し・強化策を施しているアスコット。その尽力が会員様のフトコロを潤していることが何よりである。

さて、今週末は春を占う重賞が4つスタンバイ。なかでも「愛知杯」は、今年から時期・斤量規定変更となる難解な一戦である。しかし今春の弊社は「フェアリーS」・「小倉牝馬S」・「チューリップ賞」と、一見すると不明瞭な牝馬重賞で万馬券的中を連発中だ。記念すべきリニューアル1回目の愛知杯も、もちろん大回収を目論む。
会員の皆様はすでに資金潤沢とはいえ、獲れるところは獲り尽くすのがアスコットの流儀。どうか引き続き、首を長くして配信をお待ちいただきたい。

3/8-3/9 2回中山・1回阪神3日4日目

特別コラム 〜奇妙なオッズにご注意〜

近2週で高配当的中を量産したアスコット予想班。先週は狭間の2開催場だったこともあり、今回は特別版として最近の競馬事情について少し触れておきたい。

重賞日程や規定斤量が見直されているものの、大枠では変化がないように見える競馬シーン。しかし、馬券に関しては刻一刻と変化が起きている。

最大の要因は、コロナ禍から一気にネット投票の比重が高まったことだ。これにより参加者が増えたことはもちろん、「馬券の売れ方」や「予想方法」も随分変わった。

なかでも影響力を増しているのがSNSやYouTubeなどインターネットの勢力。そこにいる“自称・予想家”たちの推奨する馬が過度に売れるようになってきているのだ。弊社会員様はお気づきかもしれないが、キオスクに並ぶ見出しが人気を左右した時代は過去に追いやられた。

たとえば、先日のチューリップ賞。ネットのタイムライン(その時間に話題の記事が流れる)にやたらと現れたのがフェアリーライクだった。同馬は3戦1勝。前走・未勝利戦(芝1800m)をようやく勝った身分にも関わらず、ネット界隈で“強い強い”ともてはやされ、なんと4番人気・単勝6.3倍にまで支持を集めた。

しかし大前提として、芝1600mのチューリップ賞は「距離短縮組」が苦戦する一戦。それだけではなく「前走・未勝利戦組」もことごとく跳ね返されている伝統のトライアル重賞である。フェアリーライクは上記二つのマイナス要素に引っかかっていたのだが…。結果はご存知の通り。同馬は見せ場なく10着敗退となった。

その一方で、上位3頭は「前走・重賞組」が独占した。しかも1着クリノメイが9番人気、2着ウォーターガーベラは7番人気である。3着に前走・阪神JF・2着のビップデイジーが入線したが、その3連複配当は実に156.6倍。きっちり的中させたアスコット会員様には望外の払い戻しとなった。

想像するに、ネット界隈は“閲覧数稼ぎ=バズる”ことが目的になりがちだ。そのため、視聴者の目を惹きそうな“それっぽい馬”をチョイスすることが目的になっている可能性がある。特に複数の有名配信者が同じ馬を挙げた場合は、上記のように現実のオッズに影響を及ぼすこともあるのだ。

当コラムをご覧の方は“奇妙なオッズ”にご注意というお話。そうした過剰人気に引っかからない為にも、普段から「この馬のオッズは適正なのか?」と検討する習慣をつけておきたいものだ。もとより「売れている=有力」とはならないのが競馬の世界。ネットの影響力が増した今、相馬眼のみならず“適正オッズ”を見抜く力がことに問われている。アスコット会員の皆様は、今後も弊社配信の中身にご注目をいただきたい。

さて、今週の金鯱賞のオッズはどうなるのか。弊社の見立てでは重賞を勝っている実績馬が一歩リードしている印象。天候こそ心配とはいえ、おそらく伏兵が割り込む余地はそれほど大きくないだろう。同レースをはじめ、勝負鞍候補が目白押しの今週末を楽しみにお待ちいただきたい。

3-1-3/2 2回中山・1回阪神1日2日・1回小倉11日12日目

危ない人気馬の条件とは 〜土曜小倉11R・早鞆特別〜

大変寂しいことに、先週にてJRA調教師8名が引退。今年は河内師や音無師など誰もが知る名伯楽が定年を迎えたとあって、競馬界全体が感謝の気持ちと名残惜しさに包まれた。一方で、新たな一歩を踏み出したのが新人ジョッキーの面々だ。
今年デビューの7名には、和田竜二騎手の子息となる陽希(はるき)騎手や、中央初の沖縄出身となる上里直汰(うえざと なおた)騎手を含む将来が楽しみなタレントが揃った。とはいえ、近年のJRAでは若手騎手による不祥事が度々起きていることもまた事実ではある。無論、25年デビューの彼らにはまったく責任のないこととはいえ、ファンが見て唸るような騎乗はもちろん、プロフェッショナルらしい振る舞いを期待したい。

さて、今週斬るのは土曜小倉11R「早鞆特別」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に6番人気となった4番アセレラシオンだった。

『着々と地力をつけており、前走がメドの立つ好内容。ハイペースを好位から進んで強気の早め先頭。それで0秒1差3着なら上出来。結果的にもうワンテンポ仕掛けを遅らせればアタマまであったはずだ。ここは先行手薄なメンバーだし、自身は意欲の小倉居残り連闘。小回り千七ベストで今度こそ』という見立て。

結論からいうと、当レースは小回りローカルらしい決着。前半900m通過56秒7というスローペースで進んだことにより、典型的な前残り競馬となった。勝利したのは、久しぶりに逃げの手から押し切った10番コブラ。2着は好位で進んだ軸馬4番アセレラシオンが確保すると、やはり番手から詰めた9番グランドセントラルが3着を守った。

この結果により、「馬連4-10、4,430円&3連複4-9-10、1万2,120円」の的中をお届け。軸馬選定もさることながら、展開推理もズバリの的中劇。実際に、人気していた2番クラウンシエンタ(1人気・4着)や15番パフ(2人気・5着)は「差し届かずの懸念あり」として、評価を下げていた。案の定、5番人気→6番人気→4番人気の決着により、またまた万馬券を配給。この一撃による回収率は優に500%を上回った。

さらに快進撃は続く。日曜小倉11R・関門橋Sでは◎6番ワイドアラジン(7番人気)から「3連複6-10-12、1万2,340円をずばり。こちらは最終週を迎えた小倉最終週の「荒れた馬場+スロー展開=前残り」を狙い撃った次第。また、日曜阪神11R・チューリップ賞では「3連複2-9-11、1万5,660円」の的中。こちらは2番クリノメイ(9番人気)や11番ウォーターガーベラ(7番人気)をおさえたことはもちろん、リニューアルオープンした阪神競馬場における最初の重賞だったことが大きい。なお、忘れずに記しておくと、この週は肝心の厳選勝負(4戦2勝)や新馬未勝利予想(2戦1勝)も水準以上の打率5割キープとなった。

前記のように競馬界が浮足立つ2回中山の開幕週だったが、蓋を開けてみれば先々週に続いての安定的中&高配量産となった弊社予想部。今年全体を通してみても、展開や馬場を完全に見極めていると感じる精度だった。
かねてより申し上げているように、現代競馬において重要なのは「能力比較」「展開」「トラックバイアス」。そこに「オッズ」という要素が加わることで、馬券の回収率が左右される。いまの予想部は前記4要素をバランスよくブレンドできているのだろう。実際、会員様の今年の資金は早くも潤沢となった。アスコット会員の皆様は、引き続き大船に乗ったつもりで配信をお待ちいただきたい。

2/22-2/23 1回東京・1回京都7日8日・1回小倉9日10日目

高打率&万馬券複数で大勝利 〜土曜京都11R「阪急杯」〜

今週の当欄は前段を割愛させていただく。というのも、先週は弊社会員様にとって忘れがたい週末となったからだ。
その予兆があったのは土曜の一発目の特注鞍・東京2R。ここでいきなり【3連複1万0500円】(3連単2万2190円)を仕留めると、あとは怒涛の展開となった。

合間に厳選勝負鞍の的中を挟むと、京都11R「阪急杯」で高め配当をお届け。この時点で十分に満足のはずだが、まだ祭りは続く。阪急杯の決着からわずか数分、東京11RダイアモンドS。こちらは◎ヘデントール(1番人気)、★ジャンカズマ(12番人気)にて馬連万馬券などをずばりとなった。これが当日最後の勝負鞍。おそらく、弊社会員様がひと息ついた瞬間である。

ひとまずここでは、同日の配信内容として土曜京都11R「阪急杯」芝1400mを取り上げる。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気となった6番アサカラキングだった。

『軸馬アサカラキングの昨夏は案外の着順。しかし、もともと夏場はあまりよくないタイプ。時計的に大きく負けていないことも含めて酌量の余地は大きい。一転、年末の前走・阪神Cでは久々に逃げを打てた。結果的に絡まれて差しを誘発したとはいえ、勝ち馬からわずか0秒4差ならむしろ復調傾向といえるだろう。そこからさらに上昇傾向で、この中間の坂路では4ハロン49秒3という猛時計。これは自己ベストかつ美浦坂路のレコード級である。
振り返れば、昨年・阪神開催の当レースは強かった。16番枠から先頭に立つまでだいぶ脚を使い、重馬場の前半3ハロンを33秒9で入り、コース巧者のウインマーベル(重賞4勝)とタイム差なしの2着。気温が下がって完全復調を思わせる今回なら、当時の再現があっても驚けない。幸いにもここは強力な同型が不在だし、偶数内枠および直線平坦も大歓迎。久々の逃走Vに大きく期待』という見立て。

レースはご存知の通り、軸馬アサカラキングが逃げ切ったかに思われた刹那、大外から16番カンチェンジュンガが強襲。3着には13番ソーダズリングが入線し、「馬連6-16、4,420円&3連複3-6-16、1万0,740円」などの的中となった。

ちなみに、先週土曜は午前レース、厳選勝負鞍2つ、メイン2鞍の計5鞍を配信。そのうち4本で的中をお届けし、そのなかに3つの万馬券が含まれていたことになる。
また、土日を通しての厳選勝負鞍は4戦3勝の準パーフェクト、午前の特注は2戦2勝でもあった。当然のことながら、会員様からは感激の反響をいただくことに。なにせ同日3本の万馬券ということで、こちらが驚くほどの儲けを叩き出した方も複数。弊社としても喜ばしい限りである。この場を借りて皆様からのお電話・メールに感謝を申し上げたい。

嵐のような勢いで今年最初の東京開催を終えた弊社予想部。無論のこと、得意の春競馬に向けて視界はすこぶるクリアといえるだろう。とはいえ、前述の高配ラッシュはすべて日頃の地道な調査研究があってのもの。勝って兜の緒を…というと古臭いが、予想部には再度気を引き締めて次開催に向かってもらいたい。
会員様におかれましては、右肩上がりで突入する中山開催に大きなご注目を。まずは今週末の中山記念が大一番。弊社予想部は、こちらで先週に続く高配当を狙っている。

2/15-2/16 1回東京・1回京都5日6日・1回小倉7日8日目

盤石の3歳重賞 〜日曜東京11R・共同通信杯〜

まもなく今年最初のG1・フェブラリーS。近年、トップホースはサウジの高額賞金レースに向かうのが通例となっているが、今回は国内組もかなりの粒ぞろいとなった。
その筆頭のエンペラーワケア(牡・5歳)、コスタノヴァ(牡・5歳)は実績、能力、持ち時計ともに屈指。前者はマイルを克服した武蔵野Sの相手レベルこそ微妙だが、やむなく回避した昨年の雪辱がかかる。後者はゲートと折り合いに課題あるも、マイルを含む東京で5戦5勝。強いていえば初の中2週での急遽の参戦は気になるが、当舞台のポテンシャルは最上位だろう。

続くのは明け4歳勢。ミッキーファイトは、世界レベルのフォーエバーヤングとJDC(3歳・G1)で接戦歴。久々のマイルはどうかも性能を疑う余地はない。サンライズジパングは序盤のポジション課題とはいえ、昨年チャンピオンズCで展開不利のなか0秒5差が極めて強い競馬だった。こちらは3月4日に引退が決まっている名門・音無厩舎の秘蔵っ子でもある。

対するベテラン勢も虎視眈々だろう。ペプチドナイルは昨年の覇者。同2着のガイアフォース。引退を撤回したタガノビューティー。いずれも重賞実績は十分。経験値を武器に世代交代の波に抗うことはできるか。いちファンとしてはもちろん、馬券的な興味も尽きない。果たしてこの大一番、好調アスコットはどう料理するのか。ご注目をお願いしたい。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜東京11R「共同通信杯」芝1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった2番マスカレードボールだった。

『軸馬マスカレードボールについて述べる際、まずは前走ホープフルS・G1の惨敗を説明する必要があるだろう。2連勝で臨んだ当時は、底を見せていない魅力もあって4番人気の高支持。しかし弊社ではあくまでも相手の一角という評価だった。その理由として、連勝がすべて左回りだったことが挙げられる。実際、戦前の陣営も「中山替わりがどうか」と述べていたことが印象深い。加えて、大舞台で馬のテンションが高まり過ぎたことも誤算だったといえる(本来はゲートに最後入れのはずが、危険を察した鞍上が先入れを志願したほど)。そして極めつけは小回りの大外枠。レースに参加できずの14着大敗もやむなしといえるだろう。
一転、今回は2戦2勝の左回り。なかでも2走前のアイビーSは特筆ものだ。詳細はレースをご覧いただくとして、数字上も文句なし。実際、2歳の東京1800mで「勝ち時計1分45秒以内&上がり33秒台」で走り切ったのは、本馬と3冠馬コントレイルのみである。また当然ながら、陣営がここへ向けてメンタル安定に努めてきたことも好感できる。課題の気性を改善し、さらに東京替りとなるここは本来のポテンシャル発揮が濃厚。V最有力』という見立て。

レースは8番レッドキングリーの逃げで開幕。内から軸馬2番マスカレードボール、1番サトノカルナバルも出脚良く2コーナーへ。差がなく3番ワンモアスマイル、5番ネブラディスクも続いた。
向こう正面に入り、レッドキングリーが単独先頭だが、かなり引っかかり気味。1馬身半差の2番手にマスカレードボール。ワンモアスマイルが並び、4番手にサトノカルナバル。後方に9番リトルジャイアンツという隊列になった。
1000m通過は60秒0でスローペース。隊列はほぼ変わらず、いよいよ最後の直線へ。残り300mあたりでレッドキングリーとワンモアスマイルが力つきると、あとはカラマティアノスと軸馬マスカレードボールが馬体を併せて激しい叩き合い。結局、この争いはマスカレードボールに軍配。3着には大外から急追したリトルジャイアンツが食い込んだ。

この結果により、「馬連2-4、2,730円&3連複2-4-9、4,160円」の本線的中をお届け。先週の当欄で“若駒の危うさ”を述べたが、このレースも2番人気のレッドキングリーが気難しさを見せてしまった。そういう意味では、弊社予想部の軸馬および対抗馬選定は完璧。現3歳世代戦における弊社の的中率(およそ7割)を含めて、反響をいただいた次第だ。会員様にはこれから続々と始まるクラシックトライアルに向けて視界良好とお伝えしておきたい。なお、先週は肝心の厳選勝負鞍で精彩を欠いたことは反省材料。とはいえ、こちらは余りにも好調がゆえのエアポケットのようなものと捉えている。実際、不運が祟った各鞍においても、的外れな見解はひとつもなかった。大丈夫。会員様には即座の巻き返しをお約束する。
さて、今週は前述のフェブラリーSをはじめ勝負鞍候補が目白押し。なかでもダイアモンドS、阪急杯には興味深い穴候補が揃っている。余談だが、現在重賞予想は15週連続で的中をお届けしている。会員様におかれましては、今週末の大爆発にぜひご期待いただきたい。

2/8-2/9 1回東京・1回京都3日4日・1回小倉5日6日目

大得意の若駒戦 〜月曜京都10R・エルフィンS〜

先週日曜の東京新聞杯は、年明けの京都金杯2着から臨んだウォーターリヒトが重賞初制覇を決めた。同馬を管理する河内調教師はJRAの規定(70歳定年)により3月1週目の勇退が決まっているひとりである。

そのためか、前走後はウォーターリヒトにとって初ダート挑戦となるフェブラリーS(G1・東京ダ1600m)への参戦を示唆していた。引退前にもう一度G1に挑戦したい。そんな気持ちはわからなくもないが、結局、本来の芝マイルに方針変更したことが吉と出た格好。紆余曲折を経てもきっちり勝ち切ったこと、そして花道を飾った伯楽の手腕はさすがといえる。おそらく、同師にとってはこれがラストの重賞。いいものを見させてもらった。

2着はボンドガール。それまでは気性の課題や距離不安によって控える競馬に徹していたが、今回は位置をある程度取る味なレースぶり。およそ2歳のころからは想像もつかない操縦性だった。直線も満を持して、なるべく逃げ馬メイショウチタンを交わさないように、ゴール寸前の差し。外から急襲したウォーターリヒトの爆発力が一枚上だったとはいえ、ボンドガールも視野の広がる好内容だったといえる。1番人気ブレイディヴェーグは4着に敗れたが、ここはあくまでも次戦ドバイへのステップ。馬体重+14キロの体を思えば、こちらも悪くない結果だろう。

それでは本題へ、今週斬るのは代替開催となった月曜京都10R「エルフィンS」芝1600m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気となった6番グローリーリンクだった。

『素質馬が揃った3歳OP。なかでもダノンフェアレディ・カムニャックは評判馬だが、軸馬も負けず劣らずのポテンシャルを備えている。既走馬を相手にした初戦(中京芝1600m)はコントロールの難しい最内枠。しかし中団を上手に折り合って進むと、ラストは馬群を突き抜けて5馬身差の余裕勝ち。その上がり34秒1は同日の最速タイ。それもスローで進行したトリトンS(3勝C・芝1400m)の上がりと同タイムなのだから、本馬の速度は“異質”といえるだろう(この日の中京芝は上がりのかかる馬場でもあった)。500キロを優に超える大型馬だけに一度叩いた上積みは魅力だし、大ストライドのキズナ産駒にとって広い京都マイルも歓迎。ここは一角崩し、あるいはそれ以上まで期待可能』という見立て。

レースは波乱の幕開け。なんと単勝1.9倍の10番ダノンフェアレディが発馬直後から外へ逸走してしまう。キャリアの浅い明け3歳馬だけに仕方ないことではあるが、駆けつけたファンもこれには動揺を隠せなかった。

肝心のレースは1番ラージギャラリーの逃げ展開。2番手に8番ヴーレヴーが続くと、軸馬6番グローリーリンクもこれに続く。600m通過は35秒3のミドルペース。3角の手前で10番ダノンフェアレディも位置を回復すると、ほぼ一団の馬群で勝負どころへ。最初に抜け出した8番ヴーレヴーを目がけて軸馬6番グローリーリンクもギアを入れたが…。

結局、先行利益を得た8番ヴーレヴーが1着ゴール。軸馬6番グローリーリンクも追いすがったが、3/4馬身届かずの2着に止まった。3着には逃げ粘った1番ラージギャラリーが入線。

この結果により、「馬連6-8、1,650円」の的中をお届け。単勝1倍台の馬が逸走し、3番人気のカムニャックも伸ばせず4着。やはり3歳戦はメンタルや完成度が問われることになる。実際、勝ったヴーレヴーは、年末のG1をパスしたことが吉と出た格好。前走比+18キロの馬体、番手で折り合えたメンタルともに成長がみられた。伸び盛りの若駒だけに、今後も各馬の成長を注意深く観察したい。

積雪による順延でどうなることかと思われた先週末。弊社予想部は、終わってみれば厳選勝負鞍にて4の3の準パーフェクトを達成。さらに前出の東京新聞杯では、◎ボンドガールにて無事に的中をお届けしている。なにはともあれ、競馬が無事に開催されることのありがたみを感じた3日間。アスコットの好調ムードに陰りはない。

さて、今週末は「京都記念」、「共同通信杯」が行われる。特に後者は得意の3歳戦だけに力の入る場面だ。実際、昨夏から続く現3歳世代のレースは高精度を継続中。こと1勝クラス以上のレースにおいてその的中率は7割を超えている。弊社予想部は、今年のクラシックを占う共同通信杯でどんな回答をみせてくれるのか。会員様はどうか首を長くして配信をお待ちいただきたい。

2/1-2/2 1回東京・1回京都1日2日・1回小倉3日4日目

好調を裏付ける会心の一撃 〜日曜京都12R・4歳上1勝クラス〜

先週日曜は東京が雪予報により前売り中止。問題なく開催にこぎつけたとはいえ全国的に気温は低く馬場も良くない。そんな影響があったのか、この日はレース中の疾患や競争除外が相次いだ。

特にメインの重賞シルクロードSでは人気の一角だったソンシが馬場入り後に右前肢跛行で除外。その直後にはセントメモリーズがゲートをくぐり、外枠発走の措置となった。レース自体も9番人気→10番人気→4番人気という波乱の決着。ファンはわずか数分の間に様々な感情を味わうこととなったわけだ。

さらにアクシデントは続く。シルクロードSの直後に行われた根岸Sでは、タガノビューティーがスタート直後に落馬。同馬は前走JBCスプリントで悲願のG1タイトルを手にした8歳馬。これは数えること38戦目の戴冠とあって、主戦・石橋脩騎手の涙に胸を打たれたファンも多かったはずだ。

よりによって、今回は種牡馬入りを発表(次戦フェブラリーSで引退)した矢先の落馬でもある。人馬ともに無事だったとはいえ、長く重賞戦線を賑わしてきた一頭でもこういうことが起きるのだ。「まずは無事に回ってきて欲しい」という関係者の言葉を痛感させられる日曜日となった次第。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜京都12R「4歳上1勝クラス」芝1400m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に4番人気となった13番インペリアルコートだった。

『近走は過酷なハイペース続きも崩れずに好走。5歳ながら着実に心身良化している。ここはマイペース逃げを見込める相手関係だし、この馬は道悪でも大丈夫。ハミがかりが良くなっており、今の行きっぷりなら1400mでも前で残せる』という見立て。

レースは分析通りの展開をみせる。軸馬13番インペリアルコートが好発を決めると楽々と先手を確保。その直後に1番人気の2番サダメ、10番シャーリーゴールドも押して好位。以下、18番フライングブレード、17番ショウナンラウールが中団につけた。
主導権を握った軸馬13番インペリアルコート=北村友一騎手にとって、ハイペースに持ち込む理由などひとつもない。案の定、600m通過36秒1、1000m通過も59秒8というマイペースに持ち込んだ。こうなるとしめたもの。間違いなく先行有利の展開だった。
実際、軸馬13番インペリアルコートはゴール寸前まで先頭をキープ。最後に外から差し込んだ18番フライングブレードにやられたとはいえ、安泰の連対確保となった。3着には2番サダメが入線している。

この結果により、「馬連13-18、6,760円&3連複2-13-18、8,740円」の的中をお届け。一見すると難解なフルゲート18頭立てだったが、弊社予想部の手にかかればこの通り。買い目を絞ったうえでの「8番人気→4番人気」の馬連67倍は望外の配当であり、会員様からも拍手喝さいをいただいくことになった。余談だがこの京都12Rも1頭の除外馬(14番コネッシオーネ)が出ている。

なお、先週は日曜京都7R「3連複5-6-12、1万4,420円を筆頭に、厳選勝負鞍で4戦3勝の準パーフェクトを達成。さらにメインレース予想では、日曜東京11R「根岸S」はもちろん、土曜東京11R・白富士S・◎6番マイネルモーント(4番人気・2着)=馬連2,470円などを的中。昨秋から長く続いている“大回収祭り”が終わる気配は一切みえない。

強烈なアゲインストに乗って進む今週末は、「東京新聞杯」「きさらぎ賞」の両重賞がスタンバイ。なかでも前者はやや混戦の様相であり、配当面も狙える勝負鞍となりそうだ。日本海にかかる寒気は気になるものの、他にも勝負鞍候補は複数。会員様におかれましては、引き続き進撃のアスコットにご期待いただきたい。

1/25-1/26 1回中山・1回中京8日9日・1回小倉1日2日目

大団円の1回中山開催 〜日曜中山11R・アメリカJCC〜

先週の日曜中山11R「アメリカJCC」芝2200mは、昨年のダービー馬・ダノンデサイル(牡4)が貫録勝ち。なお、ダービー馬による翌年AJCC参戦は1999年スペシャルウィーク以来26年ぶりだった。

そのスペシャルウィークは前走ジャパンC・岡部騎手→AJCC・ペリエ騎手という乗り替わりだったが、今年のダノンデサイルも有馬記念・横山典弘騎手→AJCC・戸崎騎手と手綱が移った。特に今回の騎手変更は大きくフィーチャーされ、マスコミも様々な推論を展開したことは興味深い。なかには、ダノンデサイルを「消極的な参戦」として軽視する声もあったが…。いずれにせよ、ファンは久しぶりに陣営の「意図」を考察することとなった。なお、弊社ではダノンデサイルを自信の軸馬として推挙。その根拠は以下の通りだ。

『軸馬ダノンデサイルは前走・有馬記念で3着。とはいえマイペースのスロー逃げを打って最後にかわされたことを不安視する意見もあるだろう。だが当時はかなりの強風が吹いており、先頭にいた本馬には相応の負荷がかかっていた(競馬同様に時速60キロ以上で屋外を走る自転車ロードレースも空気抵抗および風との闘いである)。相手が一線級だったことも加味すれば十分に価値のある3着といえる。
ここは乗り替わりの斤量増となるが、前走以上に時計を出して攻めを強化。中4週でもいたって順調であり、上積みも見込めるだろう。代打とはいえ、戸崎ジョッキーは昨年有馬を制した関東リーディング。そして本馬は、史上最速の上がり5ハロンとなったダービーを制した馬。G2のここはV最有力のポジションにいる』という見立て。

レースは想定通りアウスヴァールの逃げ。序盤600mが36秒5、1000m通過1分00秒6とここまでは決して速くなかった。しかし2番手のチャックネイトが追従したことにより、続く1200mから2ハロン連続で11秒台という厳しいラップを刻むことになる。もともと持続力勝負になりやすい中山2200m。緩めるべき地点で息が入らなかったことで、一気に底力勝負となった次第だ。
実際、先に抜け出した11番マテンロウレオ(2着)、13番コスモキュランダ(3着)ともに脚色はすでに一杯。対して、2頭を悠々とパスした軸馬8番ダノンデサイルの脚色は明らかに際立っていた。ほぼ全頭が脚を使い切る状況下、上がり最速タイでの勝ち切りはさすがダービー馬である。

この結果により、「馬連8-11、2,910円&3連複8-11-13、5,660円」の本線的中を無事にお届け。軸馬の好走は必然としても、会員様にとってアツかったのは2着争いだろう。ハナ差で制した11番マテンロウレオは中山コース「0-0-0-7」という点が嫌われての6番人気。一方、弊社予想部は「昨年の長休で一気に良化しており、ひと叩きしたここは大きな上積みを望める」として上位に評価していた。終わってみれば“配当がつく方”での決着は価値が高い。回収率はもちろん、“いい流れ”を象徴する的中劇となった次第だ。

実際、この週は日曜中京11R・プロキオンSなど、土日を通してメインレースで3連勝を達成。こと土曜小倉11R・小倉牝馬Sでは「馬連3-7、4,810円&3連複3-7-14、1万6,680円」の大回収となった。こちらは記念すべき第1回目の重賞。会員様にとっても忘れがたい馬券になったことだろう。

今年最初の1回中山開催を大団円で締めた弊社予想部。勢いに乗って1回東京開催へと突き進んで行く。その今週末は、得意のダート重賞「根岸S」がスタンバイ。わざわざ記すまでもないが、会員様は大船に乗ったつもりで週末の配信をお待ちいただきたい。